狭山丘陵にある「さいたま緑の森博物館」では、ユキノシタ科の「チダケサシ」が見ごろを迎えています。梅雨時、淡いピンク色の花をいっぱいつけたチダケサシは、緑の谷戸にとても映え、一服の清涼感を与えてくれます。
案内所近くの大谷戸湿地観察路沿いに群生しています。
チダケサシという名前の由来は、食用キノコのチチダケ(チダケ)を採ったとき、この草の茎に刺して持ち帰ったことに由来するそうです。
高さ30~80cmの多年草で、茎や葉柄には褐色の長い毛があります。茎の上部に細長い円錐花序を出し、淡いピンク色の小花が密集します。花弁(花びら)とがく片は5個で雌しべは10個、花柱は2個です。山地の湿った場所を好むチダケサシは、湿地の減少や開発で、全国的には減少している種です。