3 円照寺裏墓跡出土蔵骨器(えんしょうじうらはかあとしゅつどぞうこつき)及び板石塔婆(いたいしとうば)付(つけたり)板石塔婆(いたいしとうば)残欠(ざんけつ)6

 

ページ番号1002126  更新日 令和2年11月14日 印刷 

円照寺裏1
円照寺裏A墓址全景
円照寺裏2
円照寺裏B墓址の建武元年銘板碑出土状況(左)と、板碑が添えられていた常滑焼の蔵骨器(右)

埼玉県指定文化財(考古資料・平成7年3月17日)
  元加治(もとかじ)駅のすぐ近くにある円照寺は、丹治(たんじ)姓の武蔵武士・丹党(たんとう)加治氏の菩提寺である。円照寺には、境内から出土した板碑が約40基所蔵されているが(国指定重要文化財「円照寺の板碑」参照)、境内裏(西側)の宅地からも、板碑や蔵骨器を伴う中世墓址が発見された。ここから出土した蔵骨器5点と板碑(板石塔婆)7基が県指定文化財に指定され、現在、入間市博物館に所蔵されている。
 墓址はA~Eの5つの墓域に区分され、A墓址では7つの主体部(墓穴)が、B墓址では建武元年(1334)銘の板碑を伴う常滑焼の蔵骨器が出土した。この遺跡から、円照寺の境内裏(西側)には板碑が立ち並ぶ墓域があったことが明らかとなった。また、板碑が蔵骨器に添えられて立っていたことから、塔婆としての役割とともに、墓石的な役割もあったことが推測され、板碑の役割の変化を考える上で貴重な遺跡となっている。また、建武元年銘の板碑を伴った蔵骨器は、焼成年代を知り得る常滑壺の基準資料としても貴重な資料である。

このページに関するお問い合わせ

教育部 博物館
〒358-0015 埼玉県入間市二本木100
電話番号:04-2934-7711 ファクス:04-2934-7716
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。