18 栗原家文書

 

ページ番号1002142  更新日 令和2年11月14日 印刷 

栗原家1
天正18年(1590) 前田利長・木村一連署証状
栗原家2
天正18年(1590) 木村一証状

市指定文化財(古文書・昭和49年11月20日)
 この2つの文書は、天正18年(1590)に北条氏照の八王子城(八王子市)を攻めていた豊臣軍から、二本木の栗原右馬助に宛てて出された書状である。
 上の文書は、八王子城が落城した翌日の6月24日付で、豊臣軍の木村常陸介一(ひたちのすけはじめ)と羽柴孫四郎利長(前田利家の長男)から「二本木百姓中」に宛てて「人足や伝馬(てんま:宿継で輸送に用いる馬)を出せとの命令は、豊臣方の判がなければ一切応じてはならない」と命じている。当時、二本木は宿継場となる交通の要所だったことがわかる。
 その3日後(27日付)の書状(下の文書)では、豊臣軍の木村常陸介一から栗原右馬助に宛てて「八王子城からの落人(おちうど)については、忠信によって各々談判するので、何人たりとも引き出して申告するように」と命じている。二本木からも多くの百姓たちが八王子城に徴兵されたことがわかる。
 いずれの文書も、入間市域が八王子城の落城直後に、北条氏照の支配から一転して豊臣軍の支配下に移ったことがわかる貴重な史料である。
 上記2点の文書のほか、北条家の家臣で一時期入間郡関係の奉行人であった近藤綱秀が、栗原右馬助に十五貫文の地を宛て行った、天正9年(1581)4月23日付の近藤綱秀証状がある。

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