自然展「入間市版 秋の七草を選ぼう」結果発表

 

ページ番号1015293  更新日 令和4年9月15日 印刷 

第38回入間市自然展は「入間市の秋」をテーマに開催しました。

展示の特別企画として入間市の秋の七草を選ぼう!コーナーを設け、来場者に投票をしていただきました。
投票結果は以下の通りです。


 

秋の七草を選ぼうコーナーとは?

一般的に秋の七草といえば、萩(はぎ)・薄(すすき)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・ 女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう) です。
奈良時代の歌人、山上憶良が詠んだ万葉集の歌に出てくる七つの植物のことです。

しかしこの秋の七草、入間市内で自然に生育しているのを見たことがありますか?
ハギ、ススキ、クズは市内でもたくさん見られます。しかし、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウは、河原や草原、明るい雑木林に生えるような植物で、市内では、ほとんど見ることができません。
そこで、実際に身近な所で見られる植物の中から「入間市版・秋の七草」を選んでみましょう、という企画です。
来場者の皆様に約30種の植物の写真から、7つ選んで投票していただきました。
 

リンドウ
リンドウ。一番人気でした。秋の入間市自然かんさつ会ではおなじみで、リンドウの花が見られるのを楽しみに参加してくださる方も。
センブリ
センブリ。白くて美しい花で、薬にもなります。丘陵の明るい斜面などで見られます。入間市では貴重な植物です。
ゲンノショウコ
ゲンノショウコ。胃薬になることで有名です。谷田の泉の草地などで見られます。
イヌタデ
イヌタデ。花はとても小さいですが、花実がおままごとのお赤飯に使われ、別名アカマンマとも呼ばれます。
ツリフネソウ
ツリフネソウ。その名の通り吊られて揺れる鮮やかな花が美しく、実は勢いよくはじけます。
ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギス。丘陵でよく見られます。紫色の斑点のある花が特徴的です。
ノコンギク
ノコンギク。いわゆる野菊のひとつです。とても淡い紫色の花です。

以上、リンドウ、センブリ、ゲンノショウコ、イヌタデ、ツリフネソウ、ヤマジノホトトギス、ノコンギクの7つが選ばれました。

ほかにも人気の高かった植物は、ノハラアザミ、ススキ、オトコエシ、ミズヒキ、キバナアキギリ、ハナタデなどがありました。

あなたのお気に入りの入間市の秋の七草を探してみてください!

 

自然展は令和4年9月2日から4日まで開催されました。
ご来場ありがとうございました。

自然展の様子
市民の方に応募いただいた一般作品コーナー。写真、絵、研究作品が集まりました。中には、木登りをするアライグマの写真や、コケ植物を観察するコツなどの展示も。勉強になりました。
自然展 解説の様子
入間市の地形模型の周りで自然観察会講師の山下先生の解説がありました。
自然展 解説の様子
茶の花の雌しべと歴史の話について小田部学芸員より解説がありました

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