ほどよいお酒で健康長寿
適正飲酒を心掛けましょう
アルコールは「百薬の長」と言われるように、適度なアルコール摂取は、食欲増進の効果やストレスを和らげる効果、人間関係をスムーズにするなどの効果があります。
しかし、過剰なアルコール摂取は、がん、高血圧、脳血管疾患などの生活習慣病を招いてご自身の健康を害してしまったり、他者への暴力や飲酒運転などの社会的問題を引き起こしてしまう場合があります。
適度なアルコール摂取とは、1日の純アルコール摂取量が20g未満となります。
お酒の種類 | アルコール度数 | サイズ | 量 |
---|---|---|---|
ビール | 5度 | 中びん | 500ml |
日本酒 | 15度 |
1合 |
180ml |
焼酎 | 25度 | 0.6号 | 約110ml |
ウイスキー | 43度 | ダブル1杯 | 60ml |
ワイン | 14度 | 1/4本 | 約180ml |
缶チューハイ | 5度 |
1.5缶 |
約520ml |
*アルコール量の計算式
お酒の量(ml)×[アルコール度数(%)÷100]×0.8
女性とアルコール
女性は、男性より体が小さく、アルコール処理能力が低く、アルコールを分解するスピードが遅いため、少量・短期間の飲酒でアルコールの害を受けやすく、依存症や肝障害になりやすいです。
そのため、女性は飲酒量を控えましょう。
未成年とアルコール
20歳未満までは心身ともに発達段階にあり、アルコールの影響を受けやすい時期です。
未成年の飲酒は、脳細胞の発育を妨げ知能の低下を招く恐れや、短期間でアルコール依存症になったり、内臓に障害をもたらす可能性もあり、健全な発育を妨げる危険があります。自己抑制がきかなくなり、問題行動を起こすこともあります。
「未成年者飲酒禁止法」により、未成年者の飲酒は禁止されています。未成年者にアルコールを勧めず、飲ませないことが大切です。
妊娠期・授乳期とアルコール
妊娠中・授乳期のアルコール摂取は、胎児や乳児の脳や体の発達に悪影響を及ぼす可能性があります。
妊娠中は胎盤を通して胎児の血液中にアルコールが運ばれ、授乳期は母乳を通して乳児の血液中にアルコールが運ばれて、発育に多大な影響を及ぼします。
妊娠中、授乳中ともに、禁酒をしましょう。
運転とアルコール
少量のアルコール摂取でも、心身ともに影響を与えるため、運動能力、判断力などが低下してしまい、その様な状態で運転をすることは、取り返しのつかない事故やけが等を起こしてしまう場合があります。アルコールにより、運転が乱暴になったり、スピードの出し過ぎや、認知・判断能力が甘くなり、神経が麻痺して運転機能が低下してしまいます。
法律により飲酒運転は禁止され、運転者に飲ませた人にもその責任が問われます。
「自分は大丈夫」ではなく、例え少量であってもアルコール摂取をしたら、絶対に、車を運転してはいけません。
アルコールと上手に付き合うために
適正飲酒の10か条 (公益社団法人 アルコール健康医学協会より)
1.談笑し 楽しく飲むのが 基本です
2.食べながら 適量範囲でゆっくりと
3.強い酒 薄めて飲むのが オススメです
4.つくろうよ 週に二日は休肝日
5.やめようよ きりなく長い飲み続け
6.許さない 他人への無理強い・イッキ飲み
7.アルコール 薬と一緒は危険です
8.飲まないで 妊娠中と授乳期は
9.飲酒後の運動・入浴 要注意
10.肝臓など 定期検査を忘れずに
11月10日~11月16日は、「アルコール関連問題啓発週間」です
アルコール健康障害対策基本法では、広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、毎年11月10日から16日までをアルコール関連問題啓発週間と定めています。
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