水害時の衛生対策と消毒方法について
水害時の市の対応について
市で消毒ができるのは、門から玄関までのアプローチ部分と浄化槽・くみ取り便槽から汚水があふれた箇所です。台風の被害により、敷地内の消毒を希望される方は、生活環境課までご連絡ください。
建物の床上・床下の消毒については市では対応しておりません。以下の消毒方法を参考に、ご自身で消毒作業を実施するか、専門業者にご相談ください。
埼玉県ペストコントロール協会 048-854-2890
家庭でできる衛生対策について
1 家屋等が浸水した場合
豪雨等により家屋などが浸水した場合、洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾かした後、消毒するようにしてください。 (消毒は、汚れのない状態でないと、効果を発揮することができません。)
2 衛生対策について
家屋等が浸水した場合、次のとおり洗浄および衛生対策を行ってください。
【1】床上の場合
室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒を行いましょう。
- 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けてください。
- 汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きするなどしてください。
- 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。
- 食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。
【2】家の周囲や床下の場合
土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。 床下に土砂や水分が残っている場合、その湿気により、家の基礎や土台(床組)などに影響が出る場合があります 。
- 汚泥や不要なものなどを片付けてください。
- 庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。
- 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。
- 床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させてください。
【3】食中毒、感染症の予防について
- 受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用してください。
- 水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品はできるだけ廃棄してください。
- 食事の前や用便の後などは、しっかりと手を洗ってください。
- 消毒方法について 消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。
- 使用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。
3 家庭で使いやすい消毒液とその使い方
お近くのドラックストアやホームセンター等で購入できます。
塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)10%
使用濃度0.1%(薬液を100倍になるように水で薄める。)
家具や床などの消毒に適しています。雑巾に浸して拭いてください。(ゴム製品、皮革製品への使用はさけてください。)ドラッグストアや薬局で購入できます。
次亜塩素酸ナトリウム6%(家庭用塩素系漂白剤など)
使用濃度0.02%(薬液を300倍になるように水で薄める。)
飲食器具等の消毒に適しています。薬液に5分程度浸した後水洗いしてください。(金属には使用できません。)ドラッグストアや薬局、ホームセンターで購入できます。
消毒液を使用するときの注意
- 消毒薬を取り扱う際には ゴム手袋などを使用するともに 、皮膚や目にからないように注意してください。また、皮膚についた場合、水と石鹸でよく洗い流し、目に入った場合は、水で15 分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。
- 消毒液をペットボルへ移し替えないでください。誤って飲んでしまう事故につながることがありますので 、必ず使い切ってください。また 、他の消毒液や洗剤と混ぜないでください。
- 消毒液の入っていたバケツやじょうろなど は、使用後、十分に水で流してください。
- 床下の消毒 ・乾燥用に消石灰を撒くことついては、方法や効果について明確に示されたものがありません。消石灰は、水に溶けると強アルカリ性となるため、使用する場合には、目や皮膚につかないように、また、口に入らないよう十分注意してください。
このページに関するお問い合わせ
環境経済部 生活環境課
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