LGBTについて~いろいろな性 いろいろな生き方~
多様な性について考えてみませんか?
性のあり方は人それぞれ違い、個人の尊厳にかかわるとても重要なもの。
入間市は多様な性のあり方を尊重し、誰もが自分らしく活躍できるまちをめざします。
世の中には男性と女性の2種類しかいない。異性を愛することが当たり前。男性は「男らしい」行動、女性は「女性らしい」行動をする。それが長い間「当たり前」と考えられてきました。しかし私たち、人間の性は二つのパターンにわけられるほど単純なものではありません。どんな人を好きになるか、自分の性をどう認識するかは人によって違い、誰かから押し付けられたり、無理に決めたりするものではありません。しかし、そのことが理解されずに生きづらさを抱えながら生きている人たちがいます。
※表題にある「いろいろな性 いろいろな生き方」という言葉は埼玉大学の渡辺大輔先生監修の書籍「いろいろな性 いろいろな生き方」から引用させていただいています。
LGBTとは…
“性”のあり方はとても多様です。社会的な認知が広まってきている「LGBT」という言葉は、L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシュアル)、T(トランスジェンダー)の頭文字を並べた性的少数者の総称のひとつとして使われます。このほかにも、Q(クエスチョニング:自分の性のあり方を決められない人)など、さまざまな性のあり方があります。これらの人は人口に占める割合が少ないことから、性的少数者(性的マイノリティ)といわれます。
- L(レズビアン)
- 女性を好きになる女性同性愛者
- G(ゲイ)
- 男性を好きになる男性同性愛者
- B(バイセクシュアル)
- 女性も男性も両方好きになる両性愛者
- T(トランスジェンダー)
- 生まれた時の性別と自認する性別が一致しない人
誰もが一人ひとり違う個性を持ち、お互いを認め合い生活しています。
誰を好きになるか、どんな性を好きになるか、またどんな性で生きるかはその人の大切なもので、誹謗中傷は許されるものではありません。 学校や職場、地域社会で性別にかかわらずだれもが自分らしく安心して暮らしていける入間市をつくるためには、市民の皆さんが正しい知識を持ち、誰もが違って当たり前という多様性を認めあうことが重要です。
性のあり方の主な構成要素
- 性自認
- 自認する性。自分の性別をどう認識しているか。「こころの性」ということもあり、男性・女性という認識だけでなく、どちらでもないなど、そのあり方は多様です。例えば「からだの性」は男性でも「こころの性」は男性とは限りません。
- 性的指向
- 恋愛感情や性的な関心がどの性別に向いているか。「好きになる性」いうこともあり、異性愛や同性愛、両性愛などさまざまな形があります。
さまざまな困難に直面
学校・会社での男女別の制服やトイレの利用、就職での偏見や誹謗中傷、いじめなどさまざまな場面で性的少数者の方は困難に直面しています。特に思春期の若年世代は深い悩みを抱えており、自殺を考えたという当事者は少なくありません。
誤解されやすいことですが、「性自認」や「性的指向」は、自分の意思で選択・変更できるものではありません。知らないでは済まされません。性的少数者の当事者は周りにいないのではなく「見えていない」だけです。
市ではLGBTに対する理解者を増やすための講座や悩んでいる方を支援するため相談窓口を開設しています。お気軽にお問い合わせください。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 人権推進課
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