地名の由来(図書館いるま・こども郷土資料より)
「入間市」・・・昭和41年11月1日、豊岡町、藤沢村、宮寺村、元狭山村、東金子村、金子村、元加治村が合併して市になるときに公募で選ばれました。(応募者数2,332人、応募市名297点・入間(いるま)・入間(いりま)・入間野・金子・埼玉・修武・豊武・東豊岡・武州・武蔵・武蔵豊岡・豊など応募がありました。)この中から、1.この辺りは、昔から「入間野」と呼ばれていたこと。(「吾妻鏡」による)また、ここで作られている生産物に「入間」の文字が盛んに使われていて一般的である。 2.漢字も、「入」は豊かな収入、「間」は「太陽を囲んだ平和な生活を営むこと」を表すということで「入間」(いるま)が選ばれました。
「新久」・・・地名において「新久」は新開墾地の意味なので、ここも新田開発にちなんで付けられたものと思われる。(角川地名大辞典)
「扇町屋」・・・1.愛宕神社の御神体が五本骨の扇であることによる。(新編武蔵風土記稿) 2.町の形が扇形であることによる。(愛宕神社縁起) 3.町の前途を祝した嘉名である。町が末広がりに栄えていくことを祈って「扇」の字をつけた。(さいたまの地名)
「金子」・・・鍛冶屋やたたら師などの金工が多く住んでいたので、その「金工」がなまって「金子」になった。(入間市史・さいたまの地名)
「黒須」・・・1. 黒洲のあて字。入間川を遠望した印象からつけられた説。(埼玉県地名誌) 2.この場所で入間川が大きく曲がっているため、「くるり」あるいは「くるわ」などの半円形の屈曲をしめす用語から派生した。(黒須地誌) 3.「畔」の意味で、「畔洲」を「黒須」の文字にあてはめた。(豊岡町史)
「駒形富士山」・・・駒形村:村の鎮守の「駒形明神」による。(新編武蔵風土記稿) 富士山村:かつてここに「富士浅間神社」があったことによる。(合併史) この2つの村が合併した際にできた地名。
「善蔵新田」・・・享保年間(1716-1736)に、扇町屋村の名主、粕谷善蔵らが中心となって、この土地を開発したことによる。(角川地名大辞典)
「高倉」・・・1.渡来人にちなむもので、「高倉」は「高麗」の音を国語化して呼んだものという。(埼玉県地名誌) 2.言い伝えによると、ここに昔、「高倉御所」というものがあったことによるという。(豊岡町史)
「高根」・・・1.鎮守「高根明神」をまつっていたことによる。(新編武蔵風土記稿) 2.土地の高い、山の根に位置していることによる。(武蔵野歴史地理)
「豊岡」・・・明治22年、黒須・高倉・扇町屋・善蔵新田の4ヶ村が合併したとき、新しい町の将来を祝福するための嘉名として名付けられたもの。(豊岡町史)
「中神」・・・この地区にある三輪神社の祭神、国津神を社伝の中で「中神」と称していたことによる。(埼玉県地名誌)
「野田」・・・武蔵七党の一つ、丹党の野田氏が開拓したことによるという。(郷土紹介)
「二本木」・・・昔、ここに2本の榎の大木があり、「二本榎」と呼んでいたものが、後に「二本木」となったという。(新編武蔵風土記稿)
「花の木」・・・「ハナノキ(花木)」が、この地にあったことによるという。(埼玉県地名誌)
「仏子」・・・1.「フジ」とは、多く、小さな平地や河岸段丘、谷頭、鈍頂の山などにみられる地名なので、地形によるものであるという説。(埼玉県地名誌) 2.昔、ここに「仏師」が住んでいて、それが元になったという。(武蔵野歴史地理) 3.昔、ここに「武士」が住んでいて、それが元になったという。(入間郡誌)
「藤沢」・・・不老川流域に、クズやフジの植物が、多く自生していることに由来するという。(藤沢郷土資料)
「南峯」・・・「新編武蔵風土記稿」によると、高麗郡、阿須村(現在の飯能市阿須)の方より望むと、山続の内に嶺の如く見えるところから「峯村」といったという。それが高麗郡峯村(現在の坂戸市)と同名であることから、「南」の字をつけて「南峯村」としたという。(南峯村地誌)
「宮寺」・・・1.「宮」と「寺」の文字から考えて、矢寺の西勝院と西久保の寄木宮(出雲祝神社)が、この地にあったことから付いた地名であるという。(埼玉県地名誌) 2.西勝院が寄木宮の神宮寺(神社に付属してたてられた寺のこと)であると考え、「神宮寺」が略されて「宮寺」になったという。(埼玉県地名誌) 3.狭山丘陵の平坦地に宮があったため「宮平」と称したものが、変化して「宮寺」になったという。(埼玉県地名誌)
「木蓮寺」・・・鎌倉武士、金子十郎家忠の妻の諡(戒名)「木蓮院」あるいは「木蓮寺殿」にちなんで、この地にある曹洞宗瑞泉寺を「木蓮院」「木蓮寺」と呼んだことから、それが村の名前になったという。(新編武蔵風土記稿)
いるま・こども郷土資料 どんなところ?ぼくのまち
「地名の由来」の他は、いるま・こども郷土資料をご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
教育部 図書館
〒358-0001 埼玉県入間市向陽台1-1-7
電話番号:04-2964-2415 ファクス:04-2965-8055
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。