藤沢獅子舞保存会「埼玉県優良文化財保護団体」表彰
藤沢獅子舞保存会が「埼玉県優良文化財保護団体」として表彰されました
令和6年5月31日、埼玉県文化財保護協会による「埼玉県優良文化財保護団体」表彰式が行われ、入間市の「藤沢獅子舞保存会」など2団体が表彰されました。
「埼玉県優良文化財保護団体」は、埼玉県内の文化財保護団体等のうち、組織の運営が適正に行われ、活動において特に優れ、他の規範と認められる団体で、毎年県内の団体の中から選ばれて表彰されます。
入間市の無形民俗文化財保持団体が表彰を受けたのは、「藤沢獅子舞保存会」が初めてとなります。
【表彰理由】
藤沢獅子舞保存会は、毎年10月中旬に入間市藤沢地区の熊野神社秋季例大祭等で奉納される「藤沢の獅子舞」の保存団体です。藤沢の獅子舞は、昭和42年に入間市指定無形民俗文化財に指定されております。
藤沢の獅子舞は、寛元年間の大地震の被害に際し、天下泰平・五穀豊穣・災害消除を念じて「神いさめの舞」として奉納されたことが始まりと伝わっております。記録としては、延宝8年(1680年)に、熊野神社の修復に際して舞われたことが資料に残されています。その舞を「狂い」と言い、「花がかり(一の狂い)」「さおがかり(二の狂い)」が主となって、2頭の雄獅子が雌獅子を奪い合う戯曲に仕立てられています。
藤沢獅子舞保存会は、平成2年より藤沢地区小中学校5校の公開授業で公演を行っております。平成3年には姉妹都市である新潟県両津市(現佐渡市)で舞を披露しました。平成6年にはドイツの姉妹都市ヴォルフラーツハウゼン市にて、「文化の日」芸術祭に招待出演、平成21年には姉妹都市、新潟佐渡市の「小獅子舞サミット」に招待出演しております。この他、入間万燈まつりに継続して参加されたり、埼玉県庁落成記念に埼玉会館にて舞を披露するなど、幅広く活動を行っております。
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更新日:2024年07月09日