入間市環境基本条例制定の背景

更新日:2023年03月31日

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条例を制定する背景

 入間市は、加治丘陵や狭山丘陵などの豊かな緑、県下一の生産量を誇る広大な茶畑、入間川、霞川、不老川の水辺などの恵まれた環境の中で、自然と調和したまちづくりを進めています。
しかし、一方で、市街地の緑の減少、生活排水による河川の汚濁、交通騒音などの都市・生活型公害、ダイオキシンを含む廃棄物問題、さらに、地球温暖化をはじめとする地球環境問題にまで及ぶさまざまな環境問題を抱えています。

入間市環境基本条例が制定されたことを知らせるポスター

 今、私たちが直面している環境問題の特徴は、

  • 影響が地球規模に及ぶ空間的な広がりと将来世代にまで及ぶ時間的な広がりを持っていること
  • 問題の構造が複雑化していること
  • 私たちの日常生活や通常の事業活動における環境負荷の増大が主な原因となっていること
    等にあります。

 このような問題に対処していくためには、これまでの規制を中心とした対応だけではなく、すべての人の自主的、積極的な取組が必要となります。これを受けて、入間市では、環境の保全と創造に関する取組の基本的な方向と枠組みを示すとともに、これまでの社会経済活動やライフスタイルのあり方を見直し、人と環境が共生するまちを築いていくための指針として、入間市環境基本条例を制定しました。

条例の目的

条例は、

  1. 入間市の環境の保全と創造に関する基本理念を定め
  2. 市、市民、事業者の責務を明らかにするとともに
  3. 環境の保全と創造に関する施策の基本となる事項を定めること

により、施策を総合的、計画的に推進し、現在及び将来の市民の健康で文化的な生活を確保していくことを目的としています。

条例の性格

環境基本条例は、環境に関する基本方針を明らかにすることで、より具体的な施策を方向づけていく役割を担うものです。そのため、一定の行為を制限したり、取締まるために制定する条例とは性格が異なります。また、環境分野における“憲法”とも位置づけられる条例であるため、環境に関連するほかの条例や計画に対して優越する性格を持ちます。

条例の構成

条例は、環境に対する基本的な考え方や目指すべき方向について述べた前文と、22条からなる本条によって構成されています。

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