入間市企業誘致戦略について

更新日:2023年10月30日

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企業誘致の目的

企業誘致の方向性や具体的な取り組みを進めることにより、産業の集積を図り、地域経済の活性化及び魅力あるまちづくりを目的に企業誘致戦略を策定するものです。本市の強みを活かした産業を誘致することにより、以下の4つを実現します。

1.財政基盤の確保

2.雇用機会の創出

3.地域経済の活性化

4.魅力あるまちづくり

企業誘致の方向性

本市の産業発展に資する効果的な企業立地を推進するためには、市外から新たな企業を誘致することに加えて、既存企業の事業拡大に伴う増設・移転等を含め、幅広く捉えていく必要があります。そのため、目指す産業集積を明確にした上で企業誘致の方向性を定めます。

既存産業の発展

本市の地域経済の持続的な活性化を図るためには、現在の地域経済を支える基盤となっている既存産業を発展させる必要があります。既存産業の経営の強化を図ることで地域経済への大きな波及効果をもたらし、地域経済の活性化を目指します。

成長産業の集積

今後、成長が期待される産業の集積を図ります。集積する産業は、日本の社会経済動向から考えるだけではなく、本市の企業等の技術等を活かすことができるという視点からも検討します。

強みを活かした産業の立地

本市は、自動車交通の利便性が高く、特殊な技術や優良企業が多数立地しており、企業が進出を検討する際に重視する条件を備えています。これらの強みを活かし、多様な業種の立地を図ります。

企業誘致の課題

雇用の確保

就職・進学を機に本市を離れる若者が多く、特に20歳代の転出超過幅がほかの年齢層に比べ大きい傾向が続いています。この層を本市につなぎ止めるため、雇用の創出を図る必要があります。

新たな産業用地の確保

市内の工業団地は、すべて利用されており、工業系用途地域内にまとまった用地を確保することが難しく、市として企業に情報提供できる土地がない状況となっています。そのため、早急に産業用地の具体的な計画を立案する必要があります。

都市基盤施設整備の推進

本市は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)をはじめとする高速道路のネットワークが充実しており、他都市との連絡や製品等の出荷にとても便利な地域となっています。今後は、より効果的効率的なアクセス性を重視しつつ、歩行者等の安全確保にも配慮した幹線道路等の拡幅整備や大型車両等の交通量の増加を想定した計画的な道路の維持管理が必要となります。

取組方針

誘致対象施設

工場、科学研究所、情報通信業、本社等

誘致する分野・業種

・既存産業の発展に寄与する産業
市内には、武蔵工業団地や狭山台工業団地を中心に、繊細かつ高度な技術を有した企業が集積しています。特に、超微細加工技術等のモノづくりが盛んとなっています。
そのため、超微細加工技術等に関連した産業や生産用機械器具製造業、金属製品製造業などの既存産業の発展に寄与する様々な産業を誘致します。

・成長産業の集積
2030年二酸化炭素排出量削減目標の達成や2050年カーボンニュートラルの実現に向け、今後成長が期待される産業を誘致します。また、大きな成長を期待できるスタートアップ企業についても誘致します。

・強みを活かせる産業の立地
本市は、圏央道をはじめとする道路網が充実していることから、他都市との連絡や製品等の出荷にとても便利な地域となっています。
優れた交通利便性を活かし、交通アクセスの良好な地域に環境に配慮した産業用地を計画的に創出し、先端産業や次世代産業を誘致していきます。

具体的な取り組み

  1. 新産業団地の整備
  2. 都市基盤施設整備
  3. 助成制度の充実
  4. ワンストップサービスで迅速な対応
  5. 活用できる用地情報の収集と発信
  6. 生産性の向上

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 商工観光課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2965-0232
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