エイズについてご存知ですか

更新日:2023年03月31日

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HIV感染者・エイズ患者が増えています

 エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こる病気です。

 平成25年のHIV感染者・エイズ患者報告数を合わせると年間1,590件(前年1,449件)、1日当たり約4.4人が新たにHIVに感染もしくはエイズを発症していることになります。(厚生労働省「平成25年エイズ発生動向年報」より)

 HIVに感染すると私たちの体にある自己防衛のための免疫機能が低下します。
免疫機能が低下すると体の抵抗力が極端に落ち、様々な感染症や悪性腫瘍にかかってしまうことがあります。
 HIVに感染しても、すぐには症状が現れません。HIVウイルスに感染しても症状がない状態を「無症候性キャリア」といい、短くて6か月位から長い場合は15年以上続きます。しかし症状がないとはいえ、性行為などによって他人に感染させてしまう状態にあるため、感染を拡大させてしまう恐れがあります。他人を感染させないように予防することはもちろんのこと、まずはHIVに感染していないか検査をすることが大事です。

HIVの感染経路

  1. 性的接触による感染
    HIV感染者の精液や膣分泌液を介して粘膜や目に見えない傷などから感染します。
  2. 血液による感染
    HIV感染者からの血液・臓器の提供
    注射針の共有(麻薬の回し打ちなど)
  3. 母から子への母子感染
    HIVに感染している母親から妊娠中・出産時・授乳によって子どもに感染することがあります。
    しかし、日本では予防措置を行うことによって母子感染率を低くする方法があります。

このようなことでは感染しません

  • 握手 
  • バス・電車のつり革 
  • 咳・くしゃみ・汗・涙 
  • 食器類の共用 
  • 蚊、ハエ、ペットなどを介して 
  • 衣類、寝具などの共用 
  • 銭湯・プール・洋式トイレ

HIVは、感染者の血液・精液・膣分泌液に大量に含まれており、空気中・食べものの中・水の中では生存できません。 そのため、性行為以外の上記のような日常的接触では感染しません。

もし感染してしまったら?

現在、全国に約380のエイズ治療拠点病院が整備されており、治療や相談を行っています。また、全国の保健所でも相談を行っています。
いまのところ、体の中のHIVを完全に取り除く治療法はありません。ただし、医療の進歩によって、発症する前にきちんと服用すれば、発症を遅らせ、他の慢性疾患と同じように入院することなく定期的に病院に通うことで、コントロールが可能になっています。つまり、早期治療が重要なのです。

心配事があったら相談や検査を受けましょう

「もしかしたら?」と少しでも気になる人は、相談や検査を受けましょう。
エイズの相談や検査は保健所で匿名で受けられ、相談や検査結果などの秘密は必ず守られます。

どこで受けられますか?

保健所で受けられます。
HIV検査は、無料・匿名です。

検査を受けるタイミングは?

血液中に抗体ができるまでに、約6~8週間かかります。それ以前に検査をしても結果が正確に出ない場合があります。
念のため、感染の可能性のある行為から3か月以降に検査を受けましょう。

関連情報

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