風しんに注意しましょう

更新日:2023年12月07日

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風しんに注意しましょう!

 平成30年の夏頃から風しんの患者数が増加しており、現在も流行が続いています。今後、さらに感染が拡大する可能性があり、注意が必要です。

 特に、妊娠早期の女性が風しんにかかると、心疾患や白内障、難聴などの障害をもった「先天性風しん症候群」の赤ちゃんが生まれることがあります。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体を持たない又は低い方は、特に注意が必要です。また、妊婦の周りにいる方は、風しんを発症しない、うつさないための配慮が必要です。

風しんについて

  • 飛沫(唾液などのしぶき)を介して風しんウイルスを吸いこむことで感染します。
  • 潜伏期間は感染から2~3週間です。
  • 主な症状は、発熱、発疹、リンパ節の腫れ等。多くの場合、発疹は淡紅色で小さく、皮膚面よりやや隆起しており、数日間で全身に広がります。リンパ節は発疹の出現する数日前より腫れ始め、3~6週間持続します。基本的に予後は良好ですが、高熱が続いたり、血小板減少性紫斑病、急性脳炎等の合併症を起こすことがあります。

風しんを予防するには

 風しんは2回の予防接種を受けることで、ほとんどの人が感染を防ぐことができます。しかし任意で接種された方を除いて、国の制度では、平成2年4月1日以前に生まれた人は受けていても1回、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回も予防接種を受ける機会がありませんでした。

 このことから、女性は妊娠前に2回の予防接種(子供の頃を含める)を受けて、妊娠中の風しん感染を予防することや、妊娠中は予防接種を受けることができないことから、風しんの抗体を持っていない妊婦に風しんをうつさないために、男性も2回の予防接種を受けることが大切です。

 なお、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、令和7年(2025年)3月31日までの間、風しんの抗体検査および予防接種を無料で受けられることになりました。詳しくは「男性の風しん抗体検査・定期予防接種について」をご覧ください。

風しんの抗体検査が無料で受けられます。

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