災害への取り組み

更新日:2023年03月31日

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入間市上下水道部の災害対策

自然災害多発国でライフラインを確保するために!!
 水道にとって、数ある災害の中で一番被害を受けるのが震災です。阪神・淡路大震災では、ご承知のとおり水道を始めとするライフラインが壊滅的な被害を受けたことも記憶に新しいところです。上下水道部では、こうした教訓を踏まえ、「震災に強い水道」を目指し平成8年度に「入間市上下水道部防災計画」を策定し、万が一震災が発生した時にも市民の皆様の命を守る水の安定供給を第一目標として、様々な対策に取り組んでいます。

震災に強い水道づくり

 震災の被害をできるだけ少なくするために、震災に強い配水場・浄水場施設の建設・改修や、配水用の水道管の補強作業を計画的に進めています。

ロゴのついた白い円柱状の建物が並ぶ写真

耐震化した藤沢配水場

地面の中に水道管を設置している写真

耐震性の管を敷設中の現場状況

応急給水拠点等の整備

 水道管の埋まっている地盤の状況によっては、強い地震が襲ってきた際に、水道管は耐え切れなくなり壊れてしまうこともあります。そのため、地震発生直後に一部の地域、或いは市内全域が断水するという事態も発生しかねません。こうした状況でも、市民の皆様に必要水量を給水できるよう計画的に応急給水の準備を進めています。

飲料水を運搬する給水車の整備状況

円柱状の建物の前に停車する2台の給水車の写真
建物の前に停車する青と白の給水車の写真

 人が生命を維持するために必要な水量は、一人1日3リットル前後と言われています。この水を確保するために配水場や配水池に緊急遮断弁を設置し、応急的に給水するための水量を確保できるようにしています。地震が発生し、水道管が壊れ断水してしまったときは、これらの施設が応急給水の拠点となり、各地域の指定避難場所や病院等の施設に給水いたします。今後も、このような応急給水器具の配備を計画的に行い、万が一の事態にも市民の皆様に必要水量を給水できるよう努力してまいりますが、市民の皆様も日頃から不測の事態に備え、水のくみ置きを習慣付けましょう。

緊急遮断弁

水道管にバルブなどが付けられている写真

場所を選ばず設置できる臨時給水栓

円柱状の建物の前に給水栓を設置する作業員の写真
設置された給水栓から吸水している白いタンクの写真

相互支援態勢

震災時の応急給水や被害を受けた水道管の復旧を効果的かつ効率的に行うために、近隣市や他都市等と調整を進めています。

地図情報システムによる震災後の情報管理

 震災等が発生しその影響で水道管が大きな被害を受け、断水してしまう状況になったときなどは、このシステムを利用することにより、断水家屋の特定、配水管復旧の計画や修理などの情報管理が的確にできるようになっています。

応急給水と水道管復旧の目標水準

 入間市上下水道部防災計画による目標水準は次のとおりです。

応急給水

災害発生後 3日以内

被害地区確認・給水方法選定

第一段階

災害発生後 3日以内

  • 生命維持に必要な水量の供給 一人一日3リットル
  • 給水拠点から運搬給水
  • 医療機関等への応急給水

第二段階

一週間以内

  • 炊事、洗面等の最低生活水量の供給 一人一日20~30リットル
  • 仮設給水所の設置
  • 給水拠点から運搬給水

第三段階

二週間以内

  • 生活用水の確保 一人一日30~40リットル
  • 仮設給水所の増設

復旧対策

災害発生後 3日以内

  • 被害地域の限定(大ブロック単位)
  • 被害状況の確認・試験通水計画

第一段階

災害発生後 3日以内

配水場・浄水場・配水池・加圧場・水源地・送水管の復旧

第二段階

一週間以内
  • 配水管幹線の復旧
  • 配水管支管の応急復旧
  • 仮設水道管の設置

第三段階

二週間以内
  • 配水管支管の復旧
  • 仮設配管の増設

第三段階

二週間以降

各戸に一つの給水栓設置

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部 水道施設課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2003-1512
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