市施設のブロック塀等の安全対策について

更新日:2023年03月31日

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1 これまでの経緯

 平成30年6月18日に「大阪府北部を震源とする地震」が発生し、その際に、2名の方がブロック塀の下敷きとなる事故が発生しました。
 入間市としても、市公共施設のブロック塀等について安全対策の必要性が生じましたので、直ちに緊急点検を行うとともに、危険性が疑われるブロック塀等がある場合には、張り紙による注意喚起、ロープやカラーコーンによる隔離、一時補修・補強などの緊急対策を行いました。
 さらに、市公共施設におけるブロック塀等の状況調査を行い、ブロック塀等の設置状況とその状態を把握した上で、状況に応じた適切な安全対策を講じることとしました。

2 市公共施設におけるブロック塀等の状況調査の概要

1 調査対象

 すべての市公共施設に設置しているブロック塀等を対象としました。
 ブロック塀等には、2段積み以上のものをすべて含めることとしました。また、独立したものだけでなく、建物と建物の間の壁などを含めることとし、1面(I字状のものなど)のほか、2面(L字状、T字状のものなど)、3面(コの字状のものなど)のものをすべて含めることとしました。

2 調査結果

 幼稚園、保育所、小・中学校、その他の施設において、合計73施設にブロック塀等が設置されていました。
 これらのうち高さが1.2メートルを超えるもの等に対して、施設所管課の職員と建築技師の職員が合同で現地確認を行い、高さが2.2メートルを超えるものや必要な控え壁のないもの(幅3.4メートル以下の間隔)、ひび割れ、破損又は傾斜が生じているブロック塀等を42施設66箇所で確認しました。

3 ランク付け

 この66箇所のブロック塀等について、対応に関するA、B、C三段階のランク付けを行いました。
 ランク付けは、高さ・長さ(特に高い・長いか)、破損等の状態(特に悪いか)、場所(人通りのある場所か)、施設利用者(子ども、特に小さな子どもが利用するか)といった要素を加味しました。
 Aランクは、最も危険度が高いと判断し、早急に撤去工事等を必要とするものです。B~Cランクは、危険度が高いものの、Aほどではなく設計なども必要であることから、安全対策を施すことにより、条件が整い次第の撤去工事等で対応できるものです。このうち優先順位が高いものがBランクです。

3 対応状況

 現在は、ランク付けを踏まえて、優先順位の高いものや工事が容易なものから、順次、撤去工事等を進めています。

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