水痘(水ぼうそう)流行注意報発令中!!

更新日:2025年05月19日

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水痘(水ぼうそう)が流行しています

埼玉県は令和7年5月14日に水痘(水ぼうそう)の流行注意報を発令しました。

感染力が強く、接触感染・飛沫感染・空気感染のいずれでも広がります。子どもより大人の方が重症化しやくすく、妊婦は特に注意が必要です。予防対策を徹底しましょう。

 

水痘(水ぼうそう)について

水痘(水ぼうそう)とはどのような病気なの?

通常「水ぼうそう」と呼ばれ、水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる感染症のことです。かゆみを伴う全身性の発疹や発熱が現れます。埼玉県内では、感染者のうち6割から8割を9歳以下の子どもが占めますが、大人も感染し、大人の方が重症化すると言われています。1年のうち、12月(冬)から7月(夏前)に多く見られます。

感染力が非常に強く、接触感染・飛沫感染・空気感染のいずれでも広がります。感染しない、させないよう対策を徹底しましょう。

潜伏期間や症状について

潜伏期間

2週間(10日から21日)です。発疹が現れる1から2日前から、発疹が現れた4から5日(またはかさぶたになるまで)感染力があります。

主な症状

全身にかゆみのある発疹等が現れ、短期間で水ぶくれとなり、通常5から7日で治癒します。発熱はあまり見られませんが、まれに高熱が出ることもあります。

(注意)発疹には種類があり、次々と新しい発疹が現れます。

大人の場合

発疹が現れる前に発熱等が見られることがあります。子どもより重症化しやすく、皮膚の感染や肺炎、脳炎等の合併症の頻度も高くなり、免疫機能が低下している場合は、生命の危険を伴うことがあるので、十分注意が必要です。

妊婦について

普通の大人以上に更に重症化しやすく、妊娠初期に感染すると胎児に先天性水痘症候群という低出生体重や四肢低形成、皮膚瘢痕(傷跡)等を伴う先天異常を起こし、分娩前5日から分娩後2日の間に感染すると、新生児に致死的な重症水痘が生じることもあります。妊婦の方はもちろん、周りの方も感染しないよう注意しましょう。

感染経路

飛沫感染と空気感染、接触感染の3つです。

予防のポイント

  • ワクチンを接種しましょう
    1から2歳の乳幼児は、水痘ワクチンが定期接種の対象となっています。スケジュールに沿って忘れずに接種を受けましょう。
  • マスクの着用など咳エチケットを守りましょう
    マスクを着用していないときは、咳やくしゃみをする際にハンカチなどで口を覆うことも有効です。
  • 患者が使用したものに触れた後は手洗いを徹底しましょう
    患者の水ぶくれ、患者が使用した物に触れた後には自身の傷口や鼻、口、目等の粘膜に触れる前に必ず手を洗いましょう。

水痘が疑われるときは?

  • 周りへの感染に気をつけましょう
  • 症状によっては、早めに医療機関を受診しましょう
  • 治療には抗ウイルス薬が使用されるほか、症状に応じて対症療法を行います

参考

この記事に関するお問い合わせ先

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