公共施設耐震化状況

更新日:2023年03月31日

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公共施設の耐震化について

 入間市では、公共施設の耐震化を平成21年3月に策定(平成28年3月改定)した「建築物耐震改修促進計画」に基づいて推進しています。

 この計画に基づいて、当市では大規模で市民の皆さんの利用が多い特定建築物等120棟(小学校・中学校含む)と、これ以外の市有建築物のうち、災害対応施設であり日常的に市民の皆さんが利用している公民館や保育所等24棟の耐震化を進めてきました。

 その結果、平成29年度末において、耐震化が図られていない特定建築物は、市役所A・B棟、市民会館・中央公民館、市民体育館(市民体育館は耐震補強工事中)となりました。

 なお、耐震化が図られていない市役所A・B棟、市民会館・中央公民館については、現在、既存の建物の補強や建替えなど耐震化に向けた整備方法を検討しています。

市役所A・B棟、市民会館・中央公民館の現状

 市役所A・B棟、市民会館・中央公民館については、現行の耐震基準が適用される以前(昭和56年6月以前)に建設された建物です。これらの施設については、平成7年に発生した阪神・淡路大震災の教訓から施行された「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」に基づき、平成25年度に建物の耐震診断を実施しました。その結果、下記のとおり2施設とも耐震性能不足という判定結果でした。

 建物の耐震性能については、「構造耐震指標(Is値)」を用いて表し、住宅や事務所など民間の施設については、一般にこの数値が「0.6」以上であれば、基準を満たしていることになります。一方、公共施設のうち災害時に復興拠点や避難所となる施設は、この数値が「0.75」以上(学校は0.7以上)と設定しています。

 また、Is値が0.3未満の場合は、震度6以上の大地震で、「倒壊又は崩壊する危険性が高い」という状況ですので、1日も早く「耐震化」を図る必要があります。

耐震診断判定結果

 市役所、市民会館・中央公民館の耐震診断判定結果は下表のとおりとなっています。

耐震診断判定結果(市庁舎(A・B棟))一覧

施設名

竣工

構造耐震指標Is値(最低値)

市庁舎(A・B棟)

昭和49年3月

0.25

晴れた空を背景に、真ん中が窪んでいる5階建てのビル、手前からビルに向かって伸びる通路シェルターと駐車場に入る坂を、斜め前から撮影した写真
入間市役所庁舎見取り図
耐震診断判定(市民会館・中央公民館)一覧

施設名

竣工

構造耐震指標Is値(最低値)

市民会館・中央公民館

昭和48年5月

0.24

青い空を背景に、奥に灰色の壁でできた建造物と高い柱で構成された白い建物があり、入り口のアーチと道路を手前から撮影した写真

構造耐震指標Is値とは?

構造耐震指標Is値の表
指標値 詳細
Is値が0.3以下 地震の震動および衝撃に対して崩壊し、または崩壊する危険性が高い。
Is値が0.3以上0.6以下 地震の震動および衝撃に対して崩壊し、または崩壊する危険性がある。
Is隊が0.6以上 地震の震動および衝撃に対して崩壊し、または崩壊する危険性が低い。

 構造耐震指標Is値とは、建物の耐震性能を表す指標です。

 地震力に対する建物の強度、靭性(変形能力、粘り強さ)が大きいほど、Is値も大きくなり、耐震性能が高いと評価されています。

 建物の強度が低い、粘り強さも弱い、建物形状やバランスが悪い、建物の劣化が激しいと耐震性能が低いと判定されます。

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