牛沢カタクリ自生地

更新日:2024年04月11日

ページID: 0574

注意

強風時は折れ枝が発生し危険なため、カタクリ自生地への立ち入りはご遠慮ください。

開花情報

令和6年4月8日(月曜日)現在、カタクリの花は見頃を過ぎました。また来年の開花を楽しみに待ちましょう。

春の妖精 カタクリの群生地です

 牛沢カタクリ自生地は、秩父山地へと連なる加治丘陵の東端にある約6,600平方メートルの雑木林で、 この雑木林の西側部分の約2,700平方メートルに自生しています。この自生地は、市の景観50選の一つで、西側部分の約2,700平方メートルを昭和59年に市が地権者から土地を借り受け、毎年下草刈りなどの管理を行っています。また、東側部分の約3,900平方メートルは平成19年に市が取得し、周辺の自然環境とともに一体的な保全に取り組んでいます。

 カタクリはユリ科の多年草で、例年3月中旬にほころびはじめ、3月下旬~4月上旬になると、うつむきかげんの淡い紅紫色の花約1万株が斜面一面に満開となり、その可憐な姿を見せてくれます。 その種子には蟻の好む匂いのする物資(エライオソーム)が付いています。 蟻は、5月頃にせっせと種を運んだ後、エライオソームを切り取り、種子本体は巣の外に捨てます。この捨てた種子が発芽し、7から8年の歳月を経て、ようやく花を咲かせます。日本各地で開発による自生地の消滅、さらに盗掘や踏み付けにより、カタクリの群生できる自然環境は少なくなってきています。

木や大きな石がある斜面に紫色のカタクリが奥の方までたくさん咲いている写真

一昨年の満開の頃の様子

見学される方にお願い
柵の中に入らないでください 植物を取らないでください マナーを守って見学してください

牛沢カタクリ自生地案内

牛沢カタクリ自生地の周辺案内図R6

牛沢カタクリ自生地への行き方

電車の場合(西武池袋線仏子駅北口下車徒歩約30分)

 仏子駅北口を直進し、一つ目の信号(コインパーキングあり)を右折して、道なりに進んでください。約1,100メートル歩いて高架橋の下をくぐり、約100メートルで右折(看板あり)。踏切を渡り、約80メートル先を左折して道なりに約200メートルで到着です。

車の場合

 カタクリの開花期間のみ、国道299号高架下(入間市牛沢町10番地付近)に臨時駐車場を設置しています。今年の臨時駐車場の利用期間は令和6年3月18日(金曜日)から4月7日(日曜日)です。利用可能時間は、午前8時30分から午後4時30分です。
 上記期間以外は駐車場がありませんので、お車での来場はご遠慮ください。
 開花の状況によって設置期間を変更することがあります。このページでご確認ください。

入間市コミュニティバスてぃーろーどの場合(北コース)

上り(市役所方面)

仏子駅発時刻(7時20分、8時02分、8時42分、11時12分、12時47分、14時27分、15時57分)
(仏子駅から森坂下バス停まで約4分、バス下車徒歩約5分)

下り(仏子駅方面)

入間市駅発時刻(8時13分、8時58分、10時33分、12時13分、13時43分、15時18分)
(入間市駅から森坂下バス停まで約15分、下車徒歩約5分)
(注意):発時刻は令和4年3月現在のものです。

バス下車後の案内

 森坂下を下車し、高架橋と反対方面へ約50メートル進み、アパート先の道を右折(案内看板あり)し、踏切を渡り、約80メートル先を左折して道なりに約200メートルで到着です。

牛沢カタクリ自生地リーフレットをご利用ください

 牛沢カタクリ自生地やカタクリについての情報をまとめたリーフレットを配布しています。

 このリーフレットは、市役所農業振興課の窓口で配付しているほか、このページからもダウンロードできます。

カタクリのほかに見られる植物

薄いピンク色のヒロハノアマナの花が地面にたくさん咲いている写真

移植保護しているヒロハノアマナは3月17日に満開でした。

枯葉が落ちている地面に白いアズマイチゲの花が一輪咲いている写真

移植保護しているアズマイチゲもヒロハノアマナに少し遅れて咲きます。

枯れ木や石が落ちている地面に薄い青紫色のアオイスミレが二輪咲いている写真

早春に咲くスミレの仲間のアオイスミレ。薄い青紫色で、全体的にしわしわしているのが特徴です。

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 農業振興課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2965-0232
メールフォームによるお問い合わせ