原発事故に伴う公共施設空間放射線量の測定(平成23年6月29日・30日)結果【詳細】
原子力発電所での事故の発生に伴い、空間放射線量に対する関心や不安が高まっていることから、入間市内の公共施設14地点(市内を2キロメートル四方の網目に区切った概ね1箇所以上の施設)で測定を実施しました。
測定の結果は、下記のとおりで日常生活に支障のない値でした。
1 測定箇所及び結果
- 測定日 平成23年6月29日(水曜日)、30日(木曜日)
- 単位:測定値は毎時マイクロシーベルト、年間換算値は年間ミリシーベルト
番号 | 施設名 | 所在地 | 50センチメートル測定値 | 100センチメートル測定値 | 50センチメートル年間換算値 | 100センチメートル年間換算値 |
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1 | 豊岡小学校 | 向陽台1-1-14 | 0.051 | 0.050 | 0.268 | 0.263 |
2 | 扇小学校 | 久保稲荷4-1195-2 | 0.060 | 0.059 | 0.315 | 0.310 |
3 | 黒須小学校 | 春日町2-14-60 | 0.059 | 0.058 | 0.310 | 0.305 |
4 | 高倉小学校 | 高倉4-14-7 | 0.063 | 0.063 | 0.331 | 0.331 |
5 | 黒須保育所 | 宮前町8-18 | 0.070 | 0.065 | 0.368 | 0.342 |
6 | 藤沢小学校 | 上藤沢384 | 0.058 | 0.055 | 0.305 | 0.289 |
7 | 藤沢第二保育所 | 下藤沢276-1 | 0.057 | 0.056 | 0.300 | 0.294 |
8 | 東金子小学校 | 小谷田1524 | 0.064 | 0.062 | 0.336 | 0.326 |
9 | 金子第一保育所 | 南峯75 | 0.058 | 0.056 | 0.305 | 0.294 |
10 | 宮寺小学校 | 宮寺594-1 | 0.052 | 0.050 | 0.273 | 0.263 |
11 | 二本木保育所 | 二本木231-1 | 0.046 | 0.044 | 0.242 | 0.231 |
12 | 武蔵中学校 | 宮寺3193 | 0.054 | 0.051 | 0.284 | 0.268 |
13 | 西武小学校 | 野田512 | 0.064 | 0.060 | 0.336 | 0.315 |
14 | 野田中学校 | 野田1741 | 0.048 | 0.046 | 0.252 | 0.242 |
入間市内空間放射線量測定箇所一覧 (PDFファイル: 2.6MB)
(注意)埼玉県は7月12日金子小学校にて測定しました。詳細は外部リンクをご覧ください。
校庭等における空間放射線量の測定について(平成23年10月7日以前)(埼玉県のサイト)
2 測定値の評価
測定値は、最近の埼玉県や県内自治体で測定後公表している値と同程度でした(ただし、測定機器により多少差異があります)。
国際放射線防護委員会(ICRP)による一般の人の平常時の放射線量の限度(自然放射線等を除く)は年間1ミリシーベルト以下であり、今回の測定値を基に年間の放射線量を計算し、比較しました。
3 測定方法
- 測定業者 エヌエス環境株式会社
- 測定機器 GEORADIS社製 RT-30 Nal(Tl)(タリウム活性化ヨウ化ナトリウム)シンチレーション検出器
- 測定位置 校庭及び園庭の概ね中央の地表から高さ50センチメートル及び100センチメートル
- 測定時間 5分間連続(300回の平均値)
4 年間換算値の計算式(簡易的な試算方法)
(測定値[毎時マイクロシーベルト]×8時間[屋外]+測定値[毎時マイクロシーベルト]×16時間[屋内]×0.4[低減係数(注釈)])×365日÷1000[単位をミリに変換]=年間換算値
注釈:低減係数とは、屋内での放射線被ばく量は屋外に比べて低いことを考慮するための数で、原子力安全委員会では0.4としています。
測定値が毎時0.07マイクロシーベルトの場合の計算例
((0.07×8)+(0.07×16×0.4))×365÷1000=0.36792 年間約0.368ミリシーベルト
5 今後の測定について
今回の測定結果を基礎とし、簡易型測定器を購入して定点により測定を継続します。
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更新日:2023年03月31日