チャドクガに注意

更新日:2023年03月31日

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チャドクガの生態

チャドクガの幼虫は、5月から6月ごろと8月から9月ごろの年に2回、ツバキやサザンカ、チャなどのツバキ科の樹木に発生します。

体の表面に毒針毛をもっており、肌に触れると強いかゆみやかぶれ等を引き起こします。この毒針毛は、風に乗って飛散します。幼虫ばかりではなく脱皮殻やサナギ、成虫、卵すべての段階で毒針毛を持っているため注意が必要です。

葉の上でクリーム色のチャドクガの卵が一塊になっている様子の写真

チャドクガの卵塊

葉を埋め尽くすチャドクガの若齢幼虫の集団の写真

チャドクガの若齢幼虫の集団

葉の上にいるチャドクガの終齢幼虫の集団の写真

チャドクガの終齢幼虫の集団

葉の上にいる1匹の羽が生えた成虫チャドクガの写真

チャドクガの成虫

資料提供:公益社団法人 農林水産・食品産業技術振興協会

駆除について

チャドクガを駆除するには、卵の段階で駆除するか、幼虫がまだ小さく集団になっているうちに葉や枝ごと切り取ってしまうのが効果的な方法です。幼虫が大きくなり、樹木全体に広がってしまった場合には、殺虫剤による駆除が必要となります。駆除後の死骸でも毒針毛がありますので、駆除するときにはできるだけ肌を露出しないように、長ズボン、ゴム手袋、帽子、マスク、首にタオルを巻くなどし、風上から近づいて、直接手で触れないようにご注意ください。

また、切り取った葉や枝、死骸を廃棄するときは、ビニール袋に入れるなどして、周囲に毒針毛が飛び散らないよう注意してください。

なお、市役所では個人の敷地内の害虫の駆除は行っておりません。ご自身で駆除が難しい場合、専門の駆除業者に相談・依頼してください。

毒針毛に触れてしまったら

毒針毛に触れると、かゆみをともなって赤く腫れ、1日~2日後にかゆみの強い赤い発心ができます。かゆみは2~3週間続きます。こすったり、かいたりすると余計に範囲が広がり、かゆみも悪化します。毒針毛がついたと思われる場所に粘着テープを軽く当てて取り除き、流水で洗い流してください。抗ヒスタミン軟膏が効きますが、症状がひどいときには早めに皮膚科を受診してください。

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