使用済み投票用紙のリサイクル
投票用紙リサイクルの取り組みについて
選挙でたくさん使用されている投票用紙。大変書きやすく、丈夫で破れにくいのが特徴なのですが、なんの素材でできているか知っていますか?
「投票用紙」とはいうものの、実は紙ではなく「合成紙」という合成樹脂からできているもので、プラスチックの仲間です。
この投票用紙、選挙が終わったらどうなるのでしょう?投票用紙は、使用された選挙で選ばれた人の任期中は保管されますが、任期終了後は処分することができます。処分の方法は各自治体に任されており、入間市でも以前は焼却処分していました。でも、選挙のたびにたくさんの投票用紙を焼却すると、多くの二酸化炭素も排出してしまいますよね。
そこで入間市選挙管理委員会では、令和5年度からNPO法人選挙管理システム研究会に依頼し、投票用紙の「リサイクル」を始めました!
どうやってリサイクルしているの?
1.回収・保管
使用済・保管期限経過済みの投票用紙がリサイクル工場に持ち込まれます。入間市ではゆうパックで持ち込まれますが、セキュリティサービスにより配達の経過は記録されています。
2.開封・分別
保管倉庫に搬入された投票用紙は専用個室でセキュリティ管理を行いながら、開封作業を行います。このとき、開封された内容物は、機密保持契約を行った職員により、1箱ずつ開梱して、投票用紙とそれ以外の仕切紙、輪ゴム、クリップ、封筒、そのほかさまざまな同梱された投票用紙以外の物質との分別作業を行います。分別された投票用紙は工場内の粉砕工程へ移動し、その他の物質は分別処分されます。
3.粉砕
投票用紙は裁断機で5ミリ四方に細かく裁断されます。
4.溶解
裁断された投票用紙は、再資源化の際に強度を保てるようプラスチックチップと混ぜ合わされ、高熱電気炉で溶解されます。
5.ペレット化
炉で溶解され、ペースト状になった状態で、高圧射出し再び細断して製品原料となります。
6. 再利用
- 貨物用樹脂パレット、置台
- 一般家屋・中高層ビル向け建築用資材
- ビル、一般家屋の床部配線配管用構材
- 一般家屋建築用資材
- 土木建築用構建材
- 地中防火貯水槽・大雨洪水時一時貯水槽造成枠硬構材・支柱用構材
- 選挙啓発用品(団扇)
などの様々な資材としてリサイクル利用されます!
この記事に関するお問い合わせ先
選挙管理委員会事務局
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2964-6633
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2024年07月10日