鍵山浄水場の紹介

施設概要
施設の名称
入間市水道鍵山浄水場
所在地
入間市鍵山3丁目5番地5
敷地面積
8272.21平方メートル
延床面積
3894.25平方メートル
建物構造
鉄筋コンクリート造(地上2階、地下1階)
施設の内容
浄水施設および、中央監視制御設備
浄水処理方法
凝集沈でん、生物活性炭、急速ろ過
竣工日
平成19年3月28日
鍵山浄水場の役割
鍵山浄水場では、入間川の伏流水(地下水)を取り入れ水質基準(水道法)に適合した水づくりをするため、通常の「沈でん」「ろ過」「消毒」に加え「粒状活性炭」による高度処理を組み合わせた4段階の浄水処理を行っています。
また、水運用センターとしての機能を備え市内にあるすべての配水施設(8施設)を24時間体制で遠方監視しています。
昭和33年4月より運営してきた鍵山浄水場は、『安全で良質な水の供給』と『安定給水の確保』をするため、二つの機能を一括管理できる中枢施設として平成19年3月に生まれ変わりました。
中央監視室

遠方監視制御設備により、各種デ-タの集中監視を行うと共に時間ごとに変動する水道の使用量に応じた「水量」「水圧」「水位」並びに「水質」等の調整と送配水量のコントロールを24時間体制で行っています。
水質計器室

良質な水道水を作るために浄水処理の段階で水質の状態をいつも計測しています。
監視用水槽

水質計器室にあり、原水(浄水処理する前の水)でメダカの飼育をすることにより水質異常を監視しています。
(補足)メダカには有害物質が混入すると「暴れる」「動きが鈍くなる」「止まる」などの特性があります。
見学者ホール

見学者ホールでは、水道に対する理解と関心を更に深めていただくため「水の循環」や「水道水の水源」、「鍵山浄水場システム(フロー図)」など、水の大切さや浄水場の仕組みを紹介したパネルやろ過材の断層模型などを展示しています。
鍵山浄水場を施設見学される際は、ぜひご覧ください。
水道水ができるまで

- 取水地点
- 集合井
- 薬品混和池
- フロック形成池
- 薬品沈でん池
- 活性炭接触池
- 中間ポンプ井
- 中次亜塩混和池
- 急速ろ過池
- 浄水池
- 排水・汚泥処理等
1 取水地点

入間川の伏流水(地下水)をここから取り入れて、接合井(注釈)を経由して集合井へ取水します。
(注釈)接合井(セツゴウセイ)とは、分岐点、合流点、管水路などに設置する枡(ます)のことです。
2 集合井

集合井(注釈1)では取り入れた水を取水ポンプ(写真)でくみ上げ、着水井(注釈2)へ送ります。
- (注釈1)集合井(シュウゴウセイ)とは、複数の管から水を集めるための枡のことです。
- (注釈2)着水井(チャクスイセイ)とは、沈でん池へ流入する原水の水位調節と流入量測定を行うために設ける池のことです。
3 薬品混和池

水の濁りを固める薬品を入れて勢いよくかき混ぜます。
4 フロック形成池

ここで水の濁りが小さな塊(フロック(注釈))になります。
(注釈)フロックとは、水の濁りを固める薬品の水和反応によって生じた粒子塊。水分を多量に含みフワフワしている綿毛に似ているのでフロックと呼ばれています。
5 薬品沈でん池

濁りの塊を沈めて傾斜板に付着させて取り除きます。
6 活性炭接触池

層になっている粒状活性炭に処理水を上から下へ流すことで、水に溶け込んでいる臭いや有機物を取り除きます。(高度浄水処理)
7 中間ポンプ井

中間ポンプ井(チュウカンポンプセイ)…急速ろ過池に水をくみ上げます。
8 中次亜塩混和池

水を消毒する薬品を入れ勢いよくかき混ぜます。
9 急速ろ過池

処理の最終段階で薬品沈でん池で取りきれなかった小さな水の濁りを砂の層で上から下へ流すことにより、水を更にきれいにします。
10 浄水池

浄水処理された安全で良質な水を必要に応じて浄水池(写真1)に貯めて、送水ポンプ(写真2)によって東金子配水場・扇町屋配水場に送水します。
11 排水・汚泥処理等

薬品沈でん池などで取り除かれたゴミや砂などから水分(排水)を除き、乾燥させて汚泥として処分します。
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道部 水道施設課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2003-1512
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更新日:2023年03月31日