親子のストレスケアについて

更新日:2024年01月04日

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子育て中のイライラ対処法

「子どもはほめて育てたい」と思うものの、お子さんが言うことをきかず、イライラして怒鳴ってしまうことはありませんか。子育てにおいてイライラを感じることは誰にでもあることです。親子ともにストレスを抱える状況を減らし、気持ちをしずめる対処法や相談窓口を紹介します。

気持ちをしずめる対処法

深呼吸をする。

3回深呼吸・6秒数える。

その場を離れる。

子どもの安全を確保し、別の部屋で過ごす。

誰かと共有する。

電話やLINEで誰かと話す。相談窓口に相談する。

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バッドサイクルとグッドサイクルの画像

1 わかりやすく伝える

子どもの取った行動を具体的にわかりやすく、「Iアイ(わたしは)」メッセージを使って伝えます。わかっていることでもあえて言葉で伝えましょう。
(具体例)
「お母さんは、ピーマンを食べてほしい」
子どもがピーマンを食べたら…「がんばったね。お母さんは嬉しいよ」

2 上手にほめる・上手に叱る

上手にほめる

悪い行動を叱ることに重点を置くのではなく、良い行動ができたことを具体的に伝え、ほめましょう。そして、子どもに良い行動をとって良かったと思える体験をさせます。

(具体例)
「スーパーで「お菓子を買って買って」って言わないで、お母さんの買い物を手伝ってくれてえらかったね。お母さんとの約束が守れたから、おもちゃで遊ぼうね」

上手にしかる

  1. 子どもに寄り添う表現を伝える
  2. 問題行動を具体的に伝えてやめさせる
  3. 代替行動を教える
  4. しまった体験をさせる

(補足)「しまった体験」とは、あらかじめ子どもと約束ごとを決めておき、悪い行動をしたときに子どもが「しまった」と思える体験をいいます。「しまった体験」をさせることで、問題行動を減らしていきます。

(具体例)
宿題をする約束の時間を決めたのに、宿題をする時間になってもゲームをやり続けている。
「ゲームを先にやりたかったんだね。楽しいよね。でも、10時になったら宿題をするって約束したよね。学校に行っても困らないようにゲームを止めて宿題をしよう。」
「今日は約束ごとが守れなかったから明日のゲームの時間を30分から15分に減らすよ」

3 説明と練習

日ごろから、問題行動が起こらないようにあらかじめ「説明と練習」をしてみることも予防のひとつになります。

(具体例)
スーパーに行ったら走らないでお母さんのそばにいてほしいとき
「ぶつかってケガするから、お買い物をしているときにお母さんのそばにいる練習してみようか」「よくできたね。明日お買い物に行ったらそうしようね」

4 イライラを減らす

イライラしたときに冷静な言動をとるために、少しでもストレスを溜めないように工夫しましょう。保護者自身が休息することも大切です。

5 トラブルへの対処法

  1. 親が深呼吸をして落ち着く(イライラを減らす方法)
  2. 子どもが落ち着くまでの時間をとる
  3. 子どもの気持ちに寄り添う表現を伝える
  4. してほしいことを伝える
  5. しまった体験をさせる(トラブルになった問題に戻る)

保護者の方へ

イライラする感情は、誰にでも起こり得るものです。子育てに困ったり、悩んだりしたとき、辛くなったらSOSを出してください。いろんな人に話してください。疲れやイライラする気持ちが軽くなるかもしれません。

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こども支援部 こども支援課
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