新型コロナウイルス感染症について~感染対策とコロナに負けない健康づくり~

更新日:2023年03月31日

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市民の皆様へ~新型コロナウイルス感染症に備えて~

新型コロナウイルス感染症対策について、厚生労働省や内閣官房が随時公表をしています。感染の拡大を防止するためには、市民の皆様の正しい理解と行動が不可欠です。「うつらない」「うつさない」ことが、最も効果的な感染拡大防止策となります。

一人一人ができる対策を知っておこう~基本は「手洗い」と「咳エチケット」です~

  • 流水と石鹸による手洗いをまめに行いましょう。特に外出した後、口や鼻、目などに触る前には手洗いを徹底しましょう。
  • 咳やくしゃみをする場合には、口と鼻を手ではなく、ティッシュで押さえましょう。ティッシュがない場合は腕(肘の内側)で押さえましょう。その後、ティッシュは捨て、流水と石鹸で手を洗いましょう。最後に、消毒用アルコールを使用すると、より効果的です。
  • 咳やくしゃみが出ている場合には、必ずマスクを使用しましょう。
  • マスクは、鼻と口を確実に覆い、隙間ができたり、あごが大きく出ないようにつけましょう。
  • 人は無意識に目・鼻・口を触っています。新型コロナウイルスの感染経路として「接触感染」に注意しましょう。

感染拡大を防ぐために

  • 新型コロナウイルス感染症は、主に飛沫感染や接触感染によって感染するため、3密(密閉・密集・密接)
    の環境で感染リスクが高まります。
  • このほか、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わりといった場面でも感染が起きやすく、注意が必要です。
  • 飛沫感染や接触感染を防ぐためには、手洗いやマスクに加えて、人との距離や会話への対策をこれまで以上に取り入れた生活様式を行っていく必要があります。
  • 無症状や軽症の人であっても、他の人に感染を広げる例があります。新型コロナウイルス感染症対策には、自らを感染から守るだけでなく、自らが周囲に感染を拡大させないことが不可欠です。
  • あなたと身近な人の命を守れるよう、日常生活を見直してみましょう。

相談・受診の目安

新型コロナウイルスへの感染が疑われる方は、最寄りの保健所などに設置される「受診・相談センター」にお問い合わせください。特に、以下のいずれかに該当する場合には、すぐにご相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)

  • 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
  • 高齢者、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など))がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
  • 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合

(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)

新型コロナウイルス感染症に関連した相談窓口

埼玉県受診・相談センター

受診先の確認や、医療機関を受診すべきか迷う場合などの対応を相談できます。

電話番号:048-762-8026

聴覚障がいの方向け ファクス番号:048-816-5801

受付時間:9時から17時30分 月曜日から土曜日(祝日を含む)

埼玉県新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター

受診先の確認のほか、一般的な相談をすることができます。

電話番号:0570-783-770(聴覚障がいの方向け ファクス番号048-830-4808)

受付時間:24時間年中無休
(ファクスによる御相談の場合、回答までにお時間をいただく場合があります。)

医療機関をお探しの方

埼玉県指定 診療・検査医療機関検索システムについて

季節性インフルエンザの流行期には多くの発熱患者の発生が予想されるため、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの両方の診療・検査ができる医療体制が整備されました。

  • 医療機関をお探しの方は、下記のリンクから医療機関の連絡先や受付時間を確認し、事前に必ず予約の上、受診してください。
  • 医師の判断により、必要に応じて新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの検査などを行います。

医療機関にかかるときのお願い

  • マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
  • 複数の医療機関を受診することにより感染を拡大した例がありますので、複数の医療機関を受診することはお控えください。
  • 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。

埼玉県LINE公式アカウント「埼玉県新型コロナ対策パーソナルサポート」

埼玉県では、一人一人に合わせた新型コロナ対策をLINEでサポートします。埼玉県のLINE公式アカウントと友達になり、あなたの状態を入力していただくことで、あなたの状態に合わせた新型コロナウイルスに関する情報をお知らせします。

感染の疑いのある方・自宅療養中の方へ

ご家庭内で注意していただきたい8つのポイント

ご家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる人(以下、感染者)がいる場合、同居のご家族は以下の点に注意してください。

  1. 感染者と他の同居者の部屋をなるべく分けましょう。
     子どもがいる方や家族が多く部屋数が少ない場合など部屋を分けられない場合には、2メートル以上の距離を保ったり、仕切りやカーテンの利用をお勧めします。
  2. できるだけ限られた方が感染者のお世話をしましょう。
     心臓や肺、腎臓に持病のある人、糖尿病、免疫の低下した人、妊婦の方がお世話をするのはなるべく避けてください。
  3. 全員がマスクを使用しましょう。
     マスクはウイルスの拡散を防ぐだけでなく、喉や鼻を加湿する効果もあります。マスクがない時に咳やくしゃみをするときには手で受け止めず、ティッシュや袖口などで口と鼻を覆いましょう。
  4. 小まめに石鹸で手を洗いましょう。
     洗っていない手で目や鼻、口などを触ると、粘膜を通じて感染することがあります。石鹸を用いた手洗いもしくはアルコール消毒をしましょう。
  5. 日中は定期的に換気をしましょう。
     エアコンなどの空調や換気扇を回したり、日中の暖かい時間帯に時間を決めて窓を開けましょう。空間噴霧は目や鼻の粘膜を刺激したり吸い込むことがありますのでおすすめしていません。
  6. 手で触れる共用する部分を消毒しましょう。
    • 取っ手・ドアノブ・ベッド柵
      家庭用塩素系漂白剤で拭いた後に水拭き、またはアルコールでふき取りましょう。
      家庭用洗剤や家具用洗剤も一部有効です。
    • トイレ・洗面所・浴室
      家庭用洗剤で掃除し、さらに家庭用塩素系漂白剤を使用すると効果的です。感染を疑われる方の入浴は最後にしましょう。
    • タオル・食器・衣類など
      通常の洗濯や洗浄(家庭用洗剤)をします。
      感染者のものを分けて洗う必要はありません。
    • タオルの共有はしない
      タオルは個人で使い、トイレ・洗面所・台所などで共有しないようにしましょう。
  7. 汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう。
     便や体液で汚れた衣類は、リネンと取り扱う場合には、手袋、マスクを使用し、一般的な家庭用洗剤で洗濯し、完全に乾かしましょう。
  8. ゴミは密閉して捨てましょう。
     鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときには密閉して捨てましょう。その後は直ちに石鹸で洗いをしましょう。

消毒・除菌方法について

「消毒」と「除菌」の違い

「消毒」は菌やウイルスを無毒化することで、「医薬品・医薬部外品」の製品に記されています。
「除菌」は菌やウイルスの数を減らすことで、「医薬品・医薬部外品」以外の製品に記されていることが多いようです。なお、消毒剤であっても、除菌剤であっても、すべての菌やウイルスに効果があるわけではなく、新型コロナウイルスに有効な製品は一部であることに注意が必要です。また手指など人体に用いる場合には、品質・有効性・人体への安全性が確認された「医薬品・医薬部外品」の表示があるものを使用してください。

消毒・除菌方法一覧
方法 モノ 手指 備考
石鹸による洗浄

効果あり

効果あり

流水15秒+石鹸によるもみ洗い10秒+流水15秒でウイルス1万分の1まで減少
アルコール消毒液

効果あり

効果あり

エタノール濃度70%~95%が有効、60%台でも一定の効果あり。
次亜塩素酸ナトリウム

効果あり

なし

塩素系漂白剤。水500ミリリットル+10ミリリットル(拭き掃除用)+20ミリリットル(汚物処理用)
界面活性剤

効果あり

未評価

家庭用洗剤の主成分。一部手指に使用できるものもあり。

「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」は名前が似ていますが異なる物質で、次亜塩素酸ナトリウムを水に薄めただけでは次亜塩素酸水にはなりません。また次亜塩素酸水は保存状態によって効果が減少することがありますので注意が必要です。ウイルスを無毒化するには、消毒したいものに次亜塩素酸水をたっぷり浸して、20秒以上置いてからきれいな布で拭き取る必要があります。

恐いのはコロナだけではありません!

こんな人は要注意!?コロナ太り・コロナ疲れを解消しましょう!

外出自粛や巣ごもり生活で体重が増えていませんか?内臓脂肪の蓄積は、メタボリックシンドロームや生活習慣病の悪化要因です。この機会に生活習慣を見直してみましょう。

  • インスタント食品やテイクアウト、デリバリーが増えた人は要注意!
  • 眠れない、日中の眠気が強い、生活リズムが乱れていませんか?
  • 酒量が増えていませんか?
  • 喫煙している人、肺炎が重症化する危険因子です!
  • 運動不足は免疫力が低下します。

コロナに負けない体をつくろう!~生活習慣を予防しましょう~

肥満や糖尿病、高血圧の方は新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいといわれています。生活習慣病を予防することは、新型コロナウイルスに備えることにもつながります。

  • 1日3食、主食(ご飯や麺、パン)・主菜(肉や魚、卵、大豆製品)・副菜(野菜、海藻、きのこ類)をそろえて食べましょう。
  • 間食は1日200キロカロリー以下にしましょう。
  • 日常生活の中でできる運動(TVを見ながら筋トレやストレッチ、近くをウォーキングなど)を今よりも10分多く行いましょう。
  • リラックスできるものや趣味など、気分転換できるものを見つけましょう。
  • 朝は決まった時間に起きて朝の光を浴び、日中は適度に活動し、夜は眠くなってから床に入りましょう。
  • 喫煙している方は、禁煙外来を利用して、禁煙にチャレンジしましょう。
  • 飲酒は適量に、週2日以上の休肝日を設けましょう。

(注意)高血圧や高血糖、脂質異常など、検診の値が気になる方は、地域保健課までご相談ください。

免疫力を高めるためには

感染症にかからないようにするためには、体の免疫力を高めておく必要があります。免疫力を高めるためには、日頃からバランスの良い食生活、適度な運動や休息、質の良い睡眠を心がける必要があります。

  • 主食・主菜・副菜をそろえ、特に副菜(野菜、海藻、きのこ類)を多くとるように心がけましょう。
  • 有酸素運動(少し息が弾むくらいの運動)や筋トレやストレッチを行い、基礎代謝を高めましょう。
  • リラックスするために深呼吸やマッサージ、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体を温めましょう。
  • 好きな趣味や、家族や友人との会話を楽しみ、笑ったり穏やかな気持ちになる時間を持ちましょう。
  • 睡眠時間にこだわらず、朝は決まった時間に起きて、夜は眠くなったら床に入りましょう。
  • 喫煙している方は禁煙を、アルコールは適量に、嗜好品は取り過ぎないよう楽しみましょう。

特定健診で血管の状態を知って、新型コロナに備えましょう!

内蔵脂肪型肥満に合併する高血圧、高血糖、脂質異常、喫煙など要因があると、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高まるといわれています。これは感染によって血管内にサイトカインストームという強い炎症反応が起こりやすくなるためと考えられています。新型コロナウイルス感染症にかかっても、重症化させないためにも、特定健診で自分の血管の状態をよく知り、動脈硬化の進行を予防していきましょう。

  • 動脈硬化を進行させる要因…肥満(体重増加)、喫煙、運動不足、睡眠不足
  • 血管を傷つける要因…高血圧、高血糖、脂質異常
  • 血管に異常が生じる要因…蛋白尿、眼底異常、心電図の異常

これらの要因がいくつか重なると、動脈硬化が進行し、脳卒中や心臓病、腎臓病、大動脈解離などの大きな病気の発症につながります。

特定健診はこのような内容です。
項目 内容

内臓肥満の有無

身長、体重、BMI、腹囲
内臓脂肪の蓄積を調べます。

血圧

収縮期血圧、拡張期血圧
高血圧があるかどうか調べます。

糖代謝

空腹時血糖、HbA1c、尿糖
糖尿病があるかどうか調べます。

血中脂質

中性脂肪、HD/LDLコレステロール
脂質異常があるかどうか調べます。

肝機能

AST、ALT、γ‐GTP
肝機能障害があるかどうか調べます。

腎機能

尿蛋白、血清クレアチニン(eGFR)
腎機能障害があるかどうか調べます。

血液検査一般

赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値
貧血があるかどうか調べます。

その他 眼底検査、心電図検査、診察、問診

熱中症とマスクについて

新型コロナウイルスの感染予防のためには、

  1. 身体的距離の確保、
  2. マスクの着用、
  3. 手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける

等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。一方で、例年以上に熱中症にも気をつけなければなりません。十分な感染症予防を行いながら、熱中症予防にもこれまで以上に心掛けるようにしましょう。

  • 夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。このため、屋外で人と十分な距離(少なくとも2メートル以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。
  • マスクを着用している場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けるようにしましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩することも必要です。
  •  新型コロナウイルス感染症を予防するためには、冷房時でも換気扇や窓開放によって換気を確保する必要があります。この場合、室内温度が高くなるので、熱中症予防のためにエアコンの温度設定をこまめに調整しましょう。
  • 日頃の体温測定、健康チェックは、新型コロナウイルス感染症だけでなく、熱中症を予防する上でも有効です。体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。
  • 3密(密集、密接、密閉)を避けつつも、熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者への目配り、声掛けをするようにしましょう。

鼻呼吸と口呼吸について~鼻呼吸の習慣をつけましょう~

本来、人は鼻で呼吸すると、鼻毛や粘膜がフィルダーの役目をして、ほこりや細菌、ウイルスなどの異物を除去しています。口呼吸になると、鼻呼吸ほど異物を取り除けないほか、口唇や口腔内、気道が乾燥して呼吸器感染症にかかりやすくなります。また口呼吸では、むし歯や歯周病になりやすくなるといったことも指摘されています。この機会に、鼻呼吸を意識して行うようにしてみましょう。

  • よい姿勢を意識しましょう(腰が丸くなると、口が開きやすくなります)
  • 口の周りの筋肉を鍛えましょう(左・右・上・下・真ん中を使って5ヶ所うがいが効果的)
  • 意識して口を閉じ、鼻で呼吸することを心がけましょう
  • 慢性的な鼻づまり(鼻炎や花粉症など)があれば、耳鼻科を受診しましょう
  • 食事のときは口を閉じてよく噛んで食べましょう。

こころの健康を保つために

高齢者の皆様へ

新型コロナウイルス感染症は、罹患しても約8割の方は軽症で経過し、治癒する例も多いことが報告されています。一方、重症度は、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されています。特に、高齢者や基礎疾患のある方では重症化するリスクが高いことも報告されています。うつらない、うつさないために、手洗い、咳エチケット、不要不急の外出を避けて生活をするよう、お願いします。

また、外出自粛の生活が続く中、運動不足により、心身の機能が低下してしまうことが考えられます。日々の生活の中でこまめに体を動かしましょう。

  • 人混みを避けて、一人や限られた人数で散歩する。
  • 家の中や庭などでできる運動(ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワットなど)を行う。
  • 家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や農作業などで身体を動かす。
  • 座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす

若者世代の皆様へ

入間市では全感染者のうち、20代~30代の感染者が増加しています。

若者の重症化も報告されており、若い人ほど「髪の毛が抜ける」「嗅覚・味覚障がい」「気分の落ち込み」などの後遺症に悩む方が多いと言われています。

新型コロナウイルス感染症はまだわからないことが多く、油断は禁物です。

自らを守り、周囲に感染させないために感染症対策を徹底しましょう。

妊娠期~子育て世代の皆様へ

入間市の対応

入間市では「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催し、同感染症に関する対応について協議しています。
今後も国からの情報を収集し、ホームページにて配信します。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進部 地域保健課
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電話番号:04-2966-5513
ファクス番号:04-2966-5514
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