14 金子氏一族の宝篋(ほうきょう)印塔(いんとう)付(つけたり)位牌(いはい)

更新日:2023年03月31日

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ブロック塀と屋根に囲われた6種の印塔と両橋に供えられた菊の花の写真

市指定文化財(史跡・昭和47年10月20日)

 金子氏は、武蔵七党のひとつ村山党(平姓)の武士で、村山頼家の三男家範が入間郡金子郷を本貫地とし、金子氏を称した。家範の子・十郎家忠(1138-1216)は、源義朝に従い保元・平治の乱に参陣し、その後も衣笠城攻めや源平合戦にも参陣した。

 入間市と青梅市の境目近くに、家忠の開基と伝える金子氏の菩提寺・瑞泉院(現・廃寺)があった。旧瑞泉院境内には、木蓮寺公会堂裏の小高いところに6基の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、金子氏一族の供養塔とされている。いずれも形式は、安土桃山~江戸時代前期のもので、この地に徳川の支配が及んだ頃、本貫地を離れることになった金子氏一族の先祖供養のため造立されたものと考えられる。

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