15 大森氏・加藤氏の宝篋(ほうきょう)印塔(いんとう)

更新日:2025年10月30日

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木々に囲まれた草地の上に立つ複数の印塔の写真

市指定文化財(史跡・昭和47年10月20日)

この宝篋印塔は当地を知行した旗本大森好長(よしなが)ならびにその一族加藤氏のもので、大森氏の菩提寺であった崇巖寺(現・廃寺)の境内に建てられたものである。
大森氏は徳川家康の祖父松平清康の代より徳川家に仕えた。好長の代に大坂の陣(1614〜1615)で功を認められ加増を受けた際に、知行地として当地が与えられ、菩提寺として崇巖寺を開基したものと思われる。好長はその後も加増され、1,470石となった。子孫の時長(ときなが)は、長崎奉行を拝命している。
六基の宝篋印塔は、この地の初代領主である好長夫妻とその義父にあたる旗本加藤重正の妻、好長の実子で加藤重正の養子に入った加藤重長夫妻のものである。それらとともに、好長の弟と思われる半助の碑、加藤重正の供養碑が並ぶ。

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