69 春日神社本殿付棟札(かすがじんじゃほんでんつけたりむなふだ)

更新日:2023年03月31日

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神社の中の祭壇の写真

市指定文化財(建造物・平成26年6月1日)

 春日神社本殿は、総桧(ひのき)造で、母屋(もや)に向拝(ごはい)、浜床(はまゆか)の付いた一間社流造(いっけんやしろながれづくり)という形式である。小規模ながら正規の手法に則った本格の神殿で、各所に色彩豊かな花鳥霊獣の彫刻が施されている。宝暦14年(1764)の再建を記す棟札が残っており、この時に建てられたものと考えられ、江戸時代中期から後期の神社建築の特徴をよく残している貴重な建物である。
 なお、棟札に記されている大工・細田源左衛門(飯能市出身)は、安永8年(1779)に再建された円照寺北向不動堂(市指定文化財)も手掛けている。

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