「飲む」から「食べる」へ。狭山茶うどん誕生〜産学官の共創が挑む、茶畑の原風景を未来へつなぐ物語〜

「心豊かでいられる、「未来の原風景」を創造し伝承する。」
入間市に広がる茶畑は、私たちの原風景。
その風景とともにある狭山茶を、これからの暮らしにどう根づかせていくか。産学官の共創から生まれたひとつの答えがこの「狭山茶うどん」です。
茶畑の風景が、消えていくかもしれない
入間市に広がる、一面の茶畑。
私たちにとっては、あたりまえの原風景です。
けれど、その風景は、静かに揺らいでいます。
急須でお茶を淹れる機会や、茶葉で飲むお茶の消費量は年々少なくなっています。
このままでは、狭山茶のある暮らしも、それを支える茶畑の風景も、いつか失われてしまうかもしれない。
未来の原風景を、どうすれば次の世代へ残せるのか。
その問いから、この物語は始まりました。

飲むだけだったお茶を、食べる文化へ
お茶を飲むだけでは、若い世代や市外の人々に、狭山茶の魅力を届けきれない。
ならば、お茶を食べる(すする)という、新しい体験をつくればいい。
そう考えて生まれたのが、狭山茶を麺に練り込んだ「狭山茶うどん」です。
食卓の定番であるうどんなら、世代や地域を超えて、より多くの人に狭山茶を身近に感じてもらえます。
なぜ、そばではなくうどんなのか。
理由があります。埼玉県は、うどんの生産量が全国でも有数のうどん県。
入間市民の皆さまに、最も寄り添う一品でありたい。そんな願いを込めました。
時代に合わせてかたちを変えることで、文化を未来へつないでいく。
「狭山茶うどん」は、その想いを込めた挑戦です。
産・学・官の垣根を越えた共創へ
「狭山茶うどん」の裏側には、立場を超えた三者の力が重なっています。
麺づくりを担ったのは、うどんの本場・香川県の石丸製麺株式会社。各地のお茶とのコラボを手がけてきた老舗の技で、狭山茶の風味を最大限に活かす一本を仕上げました。
そこに、日本薬科大学の知見と、学生たちの若い感性が加わります。おいしさと品質を追い求め、商品開発を支えました。
そして、入間市(入間市茶業協会)。手もみ茶の全国品評会で日本一を重ねてきた産地の誇りが、この麺の土台にあります。
産地の誇り、製麺の技、大学の知見。
異なる三者が手を取り合ったからこそ、「狭山茶うどん」は生まれました。
立場を超えた人のつながりが、いま、新しい価値を生み出しています。

1時間で、700箱が完売
その想いは、たしかに届きました。
令和8年6月7日(日曜日)、「狭山茶の日」イベント(入間市博物館アリット)での一般販売開始。
用意した700箱は、約1時間で完売しました。
会場には長い行列ができ、多くの方が「狭山茶を食べる」という新しい体験を求めてくださいました。
ご好評をいただき、誠にありがとうございました。
【メディアでも紹介されました】
お茶を食べよう「狭山茶うどん」 埼玉・入間市が製麺会社などと開発
めっちゃお茶の味! 給食にも出して! 埼玉県入間市が産官学連携で「狭山茶うどん」開発
100年先の、原風景のために。
入間市は、令和4年に「おいしい狭山茶大好き条例」を制定し、6月第1日曜日を「狭山茶の日」と定めました。
茶畑の風景。狭山茶のある暮らし。
入間市ならではのこの原風景を、いまを生きる私たちが楽しみ、味わい、そして次の世代へとつないでいく。
「狭山茶うどん」は、その歩みの一つです。
あなたも一度、狭山茶をすすってみませんか。
あなたが狭山茶をすする、その体験が100年先の茶畑の風景へと、つながっています。
狭山茶うどんをお求めの方へ
共創パートナー
石丸製麺株式会社
1904年(明治37年)創業。香川県高松市に本社を置き、100年以上にわたり乾麺づくりを手がける讃岐うどんの老舗製麺メーカー。
専業メーカーとして全国有数の実績で知られる。
うどんの本場・讃岐で培った製麺技術を強みとし、各地の食材や特産品とうどんを組み合わせた商品開発にも取り組んでいる。
日本薬科大学
1929年創立の第一薬科大学を源流とし、2004年に開学した薬科大学。
埼玉県伊奈町にキャンパスを構える。西洋医学と東洋医学を融合した「統合医療」の実現を教育理念に掲げ、日本で初めて漢方薬学科を設置した。
健康や食に関する専門教育に力を入れ、食品サイエンス専攻や薬膳の知見を活かした研究・商品開発にも取り組んでいる。
今後の取組
入間市は、入間のパーパス「心豊かでいられる、「未来の原風景」を創造し伝承する。」を掲げ、私たちだけでは解決・継続が難しい地域課題について、官民共創を推進しています。
そして、そのパーパスに向かってより力を注ぎたいものを、5つのシンボリックアクションとして定めています。
「狭山茶うどん」は、文化を未来へつなぎ、人と人とのつながりから新しい価値を生み出す。その考え方を象徴する取り組みのひとつです。
入間市では引き続き、狭山茶をはじめとする地域資源を生かした取り組みに、一緒に挑戦していただける事業者の皆さまを募集しています。
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 企画課 未来共創政策推進室
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2965-0232
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更新日:2026年07月21日