認知症サポーター養成講座
「認知症」を知り、認知症の人と家族を支える応援者になろう!
認知症はとても身近なことです

尊厳をもって最期まで自分らしくありたい。これは誰もが望むことですが、この願いをはばみ、深刻な問題になっているのが認知症です。
認知症は誰にでも起こりうる「脳の病気」によるものです。認知症の人が認知機能の低下から不安に陥り、その結果まわりの人との関係が損なわれてしまうこともしばしば見られます。また、家族が疲れ切って共倒れてしまうことも少なくありません。
しかし、周囲の理解と気づかいがあれば、穏やかに暮らしていくことは可能です。
認知症の人とその家族が住み慣れた地域で安心して暮らせるためには、多くの方に認知症について正しく理解していただき、社会で支えていくことが重要です。
認知症サポーターとは
認知症サポーター養成講座(認知症の住民講座)を受けた人を「認知症サポーター」と呼びます。
認知症サポーターは「何か特別なこと」を行う人ではありません。講座を通じて認知症の正しい知識や付き合い方を理解し、自分のできる範囲で認知症の人を温かく見守り応援するのが認知症サポーターです。
たとえば
- 友人や家族に認知症の正しい知識を伝える。
- 認知症の人やその家族の気持ちを理解するよう努める。
- 商店・交通機関等、町で働く人として、地域で生活しながら、できる範囲で手助けをする 等
活動の内容は人それぞれです。あなたのちょっとした気遣いや見守りが地域の大きな支えになります。
全国キャラバンメイト連絡協議会(特定非営利活動法人 地域共生政策自治体連携機構のサイト)
認知症サポーター養成講座を受講するには
- 個人で受講をお考えの方は 「市内で開催予定の講座」をご覧ください。
- グループ・団体で受講をお考えの方は「出前講座のご案内」をご覧ください。
市内で開催予定の講座
認知症サポーター養成講座
日にち | 時間 | 会場 | 申込先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
5月17日(土曜日) |
13時30分から15時 | 藤沢地区センター2階 洋室A |
入間市立図書館藤沢分館 04-2966-8080
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終了しました |
9月9日(火曜日) |
10時から11時30分 | 藤沢地区センター2階 洋室CD |
藤沢地域包括支援センター 04-2960-6307 |
|
9月10日(水曜日) |
10時から11時30分 |
西武地区センター 大会議室 |
西武地区センター 04-2932-0033 または 西武地区地域包括支援センター 04-2931-3311 |
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9月11日(木曜日) | 10時から11時30分 | 東金子地区センター 大会議室 |
東金子地区地域包括支援センター 04-2960-6322 |
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9月24日(水曜日) | 14時から15時30分 | 黒須地区センター |
豊岡北地域包括支援センター 04-2901-2501 |
8月15日から申し込み開始 |
12月21日(日曜日) | 午前10時から11時30分 | 金子地区センター |
金子地区地域包括支援センター 04-2935-7543 |
認知症サポーター ステップアップ研修
認知症サポーター養成講座で学んだことを土台に、実践の場で必要となる認知症に関する知識、必要に応じて手助けするための対応スキル等を習得し、認知症の人とその家族を支援するボランティアグループ「チームオレンジいるま」で活動できる方を対象とした研修です。ステップアップ研修終了後は、チームオレンジいるまのメンバーとして一緒に活動します。定例会は毎月第3火曜日午前中に市内で行っています。
ボランティアとして地域に貢献してみたいという方、ぜひご参加ください!
令和7年度認知症サポーター ステップアップ研修
日時
令和7年10月31日(金曜日)9時45分から15時
途中昼休憩あり
会場
市民活動センター(イルミン) 活動室1
対象
市内在住・在勤で認知症サポーター養成講座を受講済みであり、認知症の人とその家族を支援するチームオレンジいるまで活動できる方
定員
30名程度
申込み
高齢者支援課へ電話またはインターネット
出前講座のご案内

キャラバン・メイト(認知症サポーター養成講座の講師役)が訪問し、講座を実施します。
申込み、講座に関するご相談を随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
講座内容
認知症の基礎知識(症状・治療や予防・かかわり方等)
原則90分
受講対象者
どなたでも受講できます。(5人以上の団体やグループでお申込みください。)
- 市民(自治会、地域組織、各種団体など)
- 市内の組織(企業、団体、公共サービス機関など)
- 学校関係(小・中・高校学校生徒、教職員、PTAなど)
など
実施日
いつでも受講できます。(ただし年末年始を除く。)
(注意)講師との日程調整次第ではご希望に添えないことがあります。
会場
市内(受講者の方にご用意していただきます。)
費用
無料(ただし会場使用料が必要な場合はご負担ください。)
申込み
高齢者支援課へ申込書を提出してください。(ファクス、メール可)
ファクス 04-2966-5517
備考
- 受付後、代表者にご連絡し日程・講師等を調整いたします。
- 準備の都合がありますので、受講希望日の1か月前までにお申込みください。
- 申込書は高齢者支援課または、以下からダウンロードも可能です。
認知症サポーター養成講座申込書 (PDFファイル: 81.7KB)
認知症サポーター養成講座申込書 (Wordファイル: 780.0KB)
日々輝学園高校×チームオレンジいるま×入間市による認知症理解促進プロジェクト
令和7年7 月3 日、チームオレンジいるまと市では、認知症当事者が高校生に直接語りかける「認知症サポーター養成講座」を日々輝学園高等学校東京校で開催しました。講座には、福祉・保育コースの生徒24名が参加しました。講座では、事前に行った認知症のイメージや認知症当事者に聞きたいことについてのアンケートをもとに、認知症当事者3名が自身の現状や思いを語りました。その後、認知症の基礎知識を学び、令和6年度に日々輝学園高等学校とチームオレンジいるまが共同製作した認知症普及啓発動画(第一弾)(第二弾)を鑑賞しました。最後に、認知症当事者の声を反映した第3弾の動画製作について、日々輝学園高等学校とチームオレンジいるまのメンバーで話し合いました。


認知症当事者へのインタビュー
大変なことはありますか?
- 生活は普段と変わらず、普通です。直近のことで物忘れがありますが、工夫でなんとかなります。パソコンも使うし、生活はそのままです。
- 一人住まいなので、失敗しても怒られません。失敗しても、「まあいいや!」と思います。
- 迷惑をかけることは多いけど、まあいいかと思っています。出来事や経験したことが印象に残らないと忘れます。
工夫していることを教えてください。
- メモ用紙を決めた場所に置いてメモをしています。買い物でスマホ決済(バーコード決済)した後、しまった場所を忘れて見つからないことがありました。それからは、場所を決めるようになりました。
1日の体調について教えてください。
- 朝に薬を飲むと午前中は調子が良いです。午後になると眠くなったり、外出すると迷ってしまうことがあります。波がありますね。
- 午前中はフィットネスクラブに行き、やることを済ませています。午後は調子が下がります。
- ずっと大変な訳ではありません。
認知症の診断を受ける前と後では何か変化はありますか?
- 診断後には、生活する中で工夫をしたり、意識するようになりました。
- 診断後は、メモを取るようにして気をつけています。
- 認知症だと分かる前は、周囲からなんで忘れるのか責められたこともあったので、診断を受けてホッとしました。
皆さんに伝えたいことはありますか?
- 認知症だよと伝えた時、年をとっているからしょうがないねと言われました。特別なことをしてほしいのではなく、理解してほしいです。困った時、ちょっとだけ助けて!
高校生の感想
- 認知症は困ることばかりで、良いことは一つもないと思っていたけれど、認知症当事者の話を聞いていろいろな気持ちや考え方があって、もっと認知症について深く知りたいです。
- 周りの人の理解はとても大切なことなんだと感じた。
- 自分が思っていたイメージと違っていたのでびっくりしました。
- 決して何もできなくなる訳ではなく、メモや対策などで補うことができるのだと知りました。
- 認知症当事者があまり気に留めて居なくても、周りが重く受け止めすぎてしまったり、逆に軽視しすぎたりもありそうだと思いました。
- 認知症の人の見方が変わりました。
認知症当事者の感想
- 自分でも落ち着いていると思っていたはずが、あんなに緊張していたとは…。まあまあ言いたいことは言えたと思った。高校生の感想を見て、やってよかったと思った。認知症は年寄りがなるもんだと思われている。昔で言うおじいさん、おばあさん。(周囲に)どうしてもらいたいかを伝えていきたい。
- 緊張しました。皆さんの前で話したことは忘れてしまいましたが、やってよかったです。
- 認知症当事者同士3人で話せてよかったです。
この記事に関するお問い合わせ先
福祉部 高齢者支援課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2965-0232
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更新日:2025年08月15日