長期未整備都市計画道路の見直しについて

更新日:2023年11月30日

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目的

 都市計画道路は、都市の骨格を形成する重要な都市施設であり、広域的かつ長期的な視点に立って定められています。一方で、都市計画決定後、長期間にわたって整備が行なわれていない路線も多く存在しており、社会状況の変化などにより、その必要性に変化が生じている路線もあると考えられています。
 こうした路線について課題を分析し、その必要性などを現時点で再検証し、見直すべき路線については適切に見直していく必要があります。
 また、都市計画道路の区域内の地権者には、一定の建築制限が課せられており、道路の必要性や整備の見通しについて、行政に説明責任が課されています
 このような状況を踏まえ、埼玉県では長期にわたり未整備の都市計画道路について、適切な見直しを推進するため、平成17年3月に「長期未整備都市計画道路の見直しガイドライン」を策定し、都市計画道路を有する市町村と連携を図り、県内市町村が同一歩調で見直しを進めています。

都市計画道路

都市計画道路とは、法律(都市計画法)に基づいて、あらかじめ位置・経路・幅員などが決められた、都市の基盤となる道路のことです。

建築制限

都市計画として決定された施設等の区域内において、建築物の建築を行う場合は、都市計画法(以下、法という。)第53条第1項の規定により、非常災害のため必要な応急措置などの場合を除き、許可を受けなければなりません。
許可の基準は、以下の通りです。

当該建築物が次に掲げる要件に該当し、かつ、容易に移転し、又は除却することができるものであると認められること。(法第54条第1項第3号)

  • イ 階数が3以下で、かつ、地階を有しないこと。
  • ロ 主要構造部が木造、鉄骨造、コンクリートブロック造その他これらに類する構造であること。
  • ハ 容易に移転し、又は除却することができるものであること。

都市計画として決定された施設等

入間市には、

  • 都市計画道路
  • 都市計画公園
  • 土地区画整理事業

等があります。

長期未整備都市計画道路の見直しガイドライン

スケジュール

 平成17年度は、「ガイドライン」に基づき県と市町村が連携して、県内一斉に都市計画道路の必要性を再検証し「見直し候補路線」を選定するとともに、その結果を平成18年3月下旬から埼玉県と市町村がそれぞれホームページ等で公表を行なっています。
 平成18年度は、見直し候補路線をもとに埼玉県が実施する交通調査等を踏まえて、具体的な検討を行った上で「見直し路線」の決定を行ないます。見直し路線として選定された道路は、平成19年度以降に変更・廃止等の都市計画決定(変更)手続きを行うこととなります。
 なお、今後も見直し作業は5年ごとに実施される予定です。

対象路線

 再検証の対象となる路線は、当初都市計画決定後20年を経過(昭和60年以前に決定)した路線で、整備済や事業中を除く未整備の区間を有する路線です。
 入間市においては、全都市計画道路36路線のうち、決定後20年を経過しているものが15路線あり、この内で未整備区間を有するのは、7路線です。

見直し候補路線

 ガイドライン」に基づき選定された7路線のうち、埼玉県との調整を踏まえ、最終的に5路線の「見直し候補路線」を選定しました。

長期未整備都市計画道路の見直し作業状況

第2段階までの作業状況

埼玉県の「都市計画道路の見直し」

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 都市計画課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2965-0232
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