地名の由来(図書館いるま・こども郷土資料より)

更新日:2023年03月31日

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入間市

昭和41年11月1日、豊岡町、藤沢村、宮寺村、元狭山村、東金子村、金子村、元加治村が合併して市になるときに公募で選ばれました。(応募者数2,332人、応募市名297点・入間(いるま)・入間(いりま)・入間野・金子・埼玉・修武・豊武・東豊岡・武州・武蔵・武蔵豊岡・豊など応募がありました。)この中から、1.この辺りは、昔から「入間野」と呼ばれていたこと。(「吾妻鏡」による)また、ここで作られている生産物に「入間」の文字が盛んに使われていて一般的である。2.漢字も、「入」は豊かな収入、「間」は「太陽を囲んだ平和な生活を営むこと」を表すということで「入間」(いるま)が選ばれました。

新久

地名において「新久」は新開墾地の意味なので、ここも新田開発にちなんで付けられたものと思われる。(角川地名大辞典)

扇町屋

  1. 愛宕神社の御神体が五本骨の扇であることによる。(新編武蔵風土記稿)
  2. 町の形が扇形であることによる。(愛宕神社縁起)
  3. 町の前途を祝した嘉名である。町が末広がりに栄えていくことを祈って「扇」の字をつけた。(さいたまの地名)

金子

鍛冶屋やたたら師などの金工が多く住んでいたので、その「金工」がなまって「金子」になった。(入間市史・さいたまの地名)

黒須

  1. 黒洲のあて字。入間川を遠望した印象からつけられた説。(埼玉県地名誌)
  2. この場所で入間川が大きく曲がっているため、「くるり」あるいは「くるわ」などの半円形の屈曲をしめす用語から派生した。(黒須地誌)
  3. 「畔」の意味で、「畔洲」を「黒須」の文字にあてはめた。(豊岡町史)

駒形富士山

  • 駒形村:村の鎮守の「駒形明神」による。(新編武蔵風土記稿)
  • 富士山村:かつてここに「富士浅間神社」があったことによる。(合併史)

この2つの村が合併した際にできた地名。

善蔵新田

享保年間(1716年-1736年)に、扇町屋村の名主、粕谷善蔵らが中心となって、この土地を開発したことによる。(角川地名大辞典)

高倉

  1. 渡来人にちなむもので、「高倉」は「高麗」の音を国語化して呼んだものという。(埼玉県地名誌)
  2. 言い伝えによると、ここに昔、「高倉御所」というものがあったことによるという。(豊岡町史)

高根

  1. 鎮守「高根明神」をまつっていたことによる。(新編武蔵風土記稿)
  2. 土地の高い、山の根に位置していることによる。(武蔵野歴史地理)

豊岡

明治22年、黒須・高倉・扇町屋・善蔵新田の4ヶ村が合併したとき、新しい町の将来を祝福するための嘉名として名付けられたもの。(豊岡町史)

中神

この地区にある三輪神社の祭神、国津神を社伝の中で「中神」と称していたことによる。(埼玉県地名誌)

野田

武蔵七党の一つ、丹党の野田氏が開拓したことによるという。(郷土紹介)

二本木

昔、ここに2本の榎の大木があり、「二本榎」と呼んでいたものが、後に「二本木」となったという。(新編武蔵風土記稿)

花の木

「ハナノキ(花木)」が、この地にあったことによるという。(埼玉県地名誌)

仏子

  1. 「フジ」とは、多く、小さな平地や河岸段丘、谷頭、鈍頂の山などにみられる地名なので、地形によるものであるという説。(埼玉県地名誌)
  2. 昔、ここに「仏師」が住んでいて、それが元になったという。(武蔵野歴史地理)
  3. 昔、ここに「武士」が住んでいて、それが元になったという。(入間郡誌)

藤沢

不老川流域に、クズやフジの植物が、多く自生していることに由来するという。(藤沢郷土資料)

南峯

「新編武蔵風土記稿」によると、高麗郡、阿須村(現在の飯能市阿須)の方より望むと、山続の内に嶺の如く見えるところから「峯村」といったという。それが高麗郡峯村(現在の坂戸市)と同名であることから、「南」の字をつけて「南峯村」としたという。(南峯村地誌)

宮寺

  1. 「宮」と「寺」の文字から考えて、矢寺の西勝院と西久保の寄木宮(出雲祝神社)が、この地にあったことから付いた地名であるという。(埼玉県地名誌)
  2. 西勝院が寄木宮の神宮寺(神社に付属してたてられた寺のこと)であると考え、「神宮寺」が略されて「宮寺」になったという。(埼玉県地名誌)
  3. 狭山丘陵の平坦地に宮があったため「宮平」と称したものが、変化して「宮寺」になったという。(埼玉県地名誌)

木蓮寺

鎌倉武士、金子十郎家忠の妻の諡(戒名)「木蓮院」あるいは「木蓮寺殿」にちなんで、この地にある曹洞宗瑞泉寺を「木蓮院」「木蓮寺」と呼んだことから、それが村の名前になったという。(新編武蔵風土記稿)

いるま・こども郷土資料 どんなところ?ぼくのまち

「地名の由来」の他は、いるま・こども郷土資料をご覧ください。

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