認知症になっても自分らしく暮らせるまちへ――入間市在住の中尾 秀子さんが「埼玉県オレンジ大使」に任命されました
入間市で初の 「埼玉県オレンジ大使」が誕生しました!
令和8年9月3日 大野元裕知事よりオレンジ大使の任命を受けた中尾さん
市内在住の中尾 秀子さんが、令和8年9月3日、「埼玉県オレンジ大使」に任命されました。
埼玉県オレンジ大使は、認知症当事者自らが発信者となり、自身の経験や想いを伝えることで、認知症に対する正しい理解を広め、誰もが暮らしやすい地域社会をつくることを目的に活動する方々です。
県知事からの任命により大使となった中尾さんには、講演やイベントなどを通じて、認知症への理解を広める活動を行っていただきます。西部圏域でのオレンジ大使の就任は、今回が初めてとなります。
認知症本人大使「埼玉県オレンジ大使」について(埼玉県ホームページ)
当事者の声を発信し、認知症にやさしい地域づくりへ
オレンジ大使就任に伴い、令和8年9月4日、中尾さんが市長を表敬訪問し、就任の報告と今後の活動に向けた熱意を語りました。
杉島市長へ埼玉県オレンジ大使の就任報告をする中尾さん
不安から前向きな一歩へ、これまでの歩み
中尾さんは、令和2年にMCI(軽度認知障害)の診断を受けました。当初は物忘れや名前が覚えられないことに強い不安を感じていましたが、診断を受けることでその理由が分かり、次第に気持ちを整理することができたそうです。
杉島市長と歓談するオレンジ大使 中尾さん
一方で、当時は周囲に病気がなかなか理解されず、落胆することもありました。しかし、同じ当事者やボランティア仲間との出会いを経て、再び前向きな気持ちを持つようになりました。
地域に根ざした積極的な活動と、オレンジ大使への就任
中尾さんは、令和5年度から認知症サポーター等によるボランティアグループ「チームオレンジいるま」に所属しています。ここでの仲間との交流や活動への参加が大きな転機となり、動画の出演や本人発信を始めるようになりました。
現在も、市内高校生と共同制作した認知症普及啓発動画への出演や作成に関わるほか、他の認知症当事者とともに市内で講演活動を行うなど、積極的に活動の幅を広げています。また、市が開催する認知症当事者交流会(本人ミーティング)にも参加し、「自分の声を聴いてくれる人がいる」「もっと発信していきたい」という思いを胸に、ご自身の経験や思いを発信し続けています。
西部圏域初となる「埼玉県オレンジ大使」への就任
表敬訪問には、埼玉県オレンジ・チューターの森本 剛 氏、チームオレンジいるま会長の内山 登 氏も出席しました。
こうした中尾さんの主体的な活動や、当事者発信への熱意が大きく評価され、このたび市の推薦を経て、西部圏域初となる「埼玉県オレンジ大使」の任命に至りました。
今回のオレンジ大使就任を力強い一歩と捉え、中尾さんの活動を応援するとともに、入間市では、「認知症といきるまち」の実現を目指し、誰もがその人らしく尊厳を持って暮らせるまちづくりを推進していきます。
PR TIMES(認知症になっても自分らしく。埼玉県オレンジ大使に就任した中尾秀子氏が入間市長を表敬訪問!高校生と共演した啓発動画も披露)
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更新日:2026年09月18日