ケアラー支援

更新日:2023年12月26日

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「誰かを支えるあなたも支える。」

「ケアラー月間」の看板を持った、いるティーのイラスト

ケアラーとは、家族などの身近な人に対して、無償で介護、看護、日常生活上のお世話や援助をしている方です。
単身世帯の増加や核家族化の進行など、家族構成が大きく変わりつつあります。一方、社会においては「家族が介護するのは当たり前」といった考え方が根強く存在しています。そのため、ケアラーが孤立し、悩みを周囲に相談できない状況となっています。誰かをケアするケアラーも支えられる存在です。
ケアラーが孤立することのないように、誰もがケアラー支援の必要性などを理解し、社会全体で見守り、支えていくことが必要です。
市では、令和4年7月1日に入間市ヤングケアラー支援条例を制定しました。市内小中学校の児童・生徒へ相談窓口のPRや市内全小中学校を訪問し、学校担当者とヤングケアラーについて調査等の連携を図っています。
ケアラーについては、地域包括支援センターを中心に相談窓口を設置しています。詳細については下記「各種相談窓口」をご覧ください。
埼玉県のケアラーの取り組みについては、県HPをご覧ください。

「ケアラー」とは?

家族の介護や病気または障がいがある身内の世話を担う人を「ケアラー」といい、特に18歳未満のケアラーを「ヤングケアラー」と埼玉県は定義しています。中でも、介護や世話の負担が大きく、心身の成長、人間関係、勉強、進路などに影響を受ける「ヤングケアラー」の存在が社会問題化しています。
「ケアラー」の中でも特に「ヤングケアラー」は、負担を感じていても、本人や家族が介護や世話等をすることが当たり前と思い、問題を認識することが難しく、相談や支援に結び付きにくい傾向にあります。早期に発見し支えていくことで、適切な教育機会の確保や心身の健やかな成長が図られるようにしていく必要があります。
埼玉県では、令和2年3月に全国初の「埼玉県ケアラー支援条例」を制定し、ケアラーの支援に関する基本理念を定め、その支援施策を推進することで、全てのケアラーが健康で文化的な生活を営むことができる社会の実現を目指しています。
入間市では特に「ヤングケアラー」を支援していくため、支援の基本理念、市の責務や体制の整備等を定める「条例」の制定を目指しています。

こんな人がケアラーです

  • 障害のあるこどもの子育て・障害のある人の介護をしている
  • 健康不安を抱えながら高齢者が高齢者をケアしている
  • 仕事と病気の子どもの看病でほかに何もできない
  • 仕事を辞めてひとりで親の介護をしている
  • 遠くに住む高齢の親が心配で頻繁に通っている
  • 目を離せない家族の見守りなどのケアをしている
  • アルコール・薬物依存やひきこもりなどの家族をケアしている
  • 障害や病気の家族の世話や介護をいつも気にかけている
ケアラーの詳細を説明しているイラスト

こんな人がヤングケアラーです

  • 障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている
  • 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
  • 障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている
  • 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている
  • 日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている
  • 家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている
  • アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している
  • がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている
  • 障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている
  • 障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている
ヤングケアラーの詳細を説明しているイラスト

各種相談窓口

ヤングケアラー実態調査

市では「ヤングケアラー」の実態を把握するため、市内小・中学生、高校生を対象に実態調査を行いました。その結果、当市においても一定割合の「ヤングケアラー」が存在していることが明らかになりました。また、ケアの状況や頻度、生活への影響等、ヤングケアラーの実態も見えてきました。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 福祉総務課
〒358-8511 埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号:04-2964-1111(代表)
ファクス番号:04-2965-0232
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